ふるさと納税の返礼品として「鮎釣りの遊漁券」を扱っている自治体があるのを、ご存知でしょうか?
寄付金控除を活用すれば、実質2,000円でお目当ての川の年券をゲットできるのです。
そこで今回は、ふるさと納税の返礼品として鮎釣りの遊漁券を扱っている自治体をご紹介します。
とくに、遠征用やホームグラウンドのサブ用としてオススメですよ。
目次
ふるさと納税では「遊漁券」も扱っている
ふるさと納税は、自分が応援したい自治体を選んで寄付をする制度です。
寄付金控除により税金の還付や控除を受けられるほか、特産品などのお礼の品がもらえます。
制度が始まった当初は食品が中心でしたが、今では宿泊券やサービス利用券などさまざまな商品が返礼品として提供されており、釣りの遊漁券を扱っている自治体もあるのです。
遊漁券を持っていれば、何回でも鮎釣りできるの?
遊漁券には「日釣り券」と「年券」があるから、行く日数によって選ぶといいよ。
鮎釣りの入漁券とは ?
鮎釣りに限らず、漁協組合が管理している河川で釣りを楽しむ際は「遊漁券」を購入しなければなりません。
鮎釣りの入漁券には、川によって1日のみ有効な「日釣り券」と、解禁日から指定の漁期までシーズンを通して使える「年券」があります。
ふるさと納税では、自治体によって日釣り券か年券、または両方を扱っている場合があるのでチェックしてみてください。
一般的に、1~3日程度しか行かない川なら日釣り券、それ以上通うなら年券のほうがお得です。
ふるさと納税とは
ふるさと納税についても、簡単にご説明しておきましょう。
ふるさと納税最大のポイントは、税金の控除で自己負担を実質2,000円に抑えられることです。
たとえば、40,000円の寄付で年間遊漁券を受け取った場合、所得税の還付や住民税の控除で38,000円が戻ってきます。
すなわち、ふるさと納税を利用すれば、あ好きな川のある自治体を支援できると同時に2,000円で年間遊漁券を受け取れるのですよ。
自己負担額実質2,000円で年間遊漁券を受け取れる
10,000円の年券だったら8,000円お得!
複数の遊漁券もゲット可能
ふるさと納税の寄付先は1つの自治体に限らず、複数の自治体に寄付できます。
したがって、複数の自治体に寄付してそれぞれ年券を受け取ることも可能なのです。
ただし、寄付金控除の上限額は年収や家族構成によって異なるため注意が必要。
上限額を超えてしまった分は控除されないため、自己負担額が2,000円を超えてしまいます。
逆にいえば、寄付金控除の上限以内なら複数の年券を受け取っても、自己負担額は2,000円で済むわけです。
したがって、自分の控除額を正確に把握してから、申し込むことが重要となります。
各ふるさと納税サイトでシミュレーションできるので、活用してみてください。
寄付金控除利用範囲なら、複数の年券もゲットできる!
ワンストップ特例制度で手軽に利用できる
ワンストップ特例制度とは、確定申告なしで寄付金控除を利用できる制度です。
所得税と住民税の両方から控除する確定申告と異なり、住民税のみから控除されます。
ただし、確定申告しないで済む代わりに、ふるさと納税先の自治体にワンストップ特例制度の申請書を提出しなければなりません。
確定申告よりは簡単で多くの人が利用していますが、1年間の寄付先が5自治体までに限られています。
つまり、6自治体以上のに寄付をする場合は確定申告が必要になるので、注意してください。
ワンストップ特例制度を利用すれば、確定申告不要で簡単!
鮎の遊漁券をふるさと納税の返礼品にしている自治体
では、2021年5月時点で年券を返礼品にしている自治体を紹介していきましょう。
通常、同自治体内にお住まいの場合、ふるさと納税を利用できないため注意してくださいね。
神奈川県松田町「酒匂川」
神奈川県の西部をながれる酒匂川の年券です。
県下有数の天然アユ遡上河川で、東名大井松田から車で約10分ほどでポイントにアクセスできます。
- 商品:年間遊漁証
- 寄付金額:40,000円
- 魚種:鮎・ヤマメ・ニジマス・イワナ・うぐい・おいかわ・ふな・こい・うなぎ
- 提供元:酒匂川漁業協同組合
福井県勝山市「九頭竜川」
九頭竜川の市荒川大橋~下荒井橋の区間で友釣りが楽しめる年券です。
- 商品:鮎友釣り年券(1名様分)
- 寄付金額:40,000円
- 魚種:鮎
- 提供元:勝山市漁業協同組合
福井県永平寺町「九頭竜川」
こちらは、九頭竜川中部漁業協同組合の年券です。
- 商品:鮎年間遊漁券1枚
- 寄付金額:40,000円
- 魚種:鮎
- 提供元:九頭竜川中部漁業協同組合
岐阜県「長良川」
友釣りの聖地ともいわれる人気河川「長良川」の年券です。
- 商品:鮎釣年間遊漁証
- 寄付金額:34,000円
- 魚種:鮎
- 提供元:長良川中央漁業協同組合
岐阜県「付知川」
岐阜県の付知川・中津川・落合川・川上川他で鮎釣りが楽しめる年券です。
付知川・川上川(川上地区)は5月中旬解禁予定で、その他の河川は6月下旬解禁予定になっています。
- 商品:鮎釣年間遊漁証
- 寄付金額:40,000円
- 魚種:鮎
- 提供元:恵那漁業協同組合
岐阜県「益田川」
有名な温泉地として知られる下呂温泉にある名川「益田川」の年券です。
2021年の益田川は二段階解禁を行う予定で、6月6日(日)には益田川本流の萩原地区、上村堰堤~上呂堰堤までの区間を早期解禁する予定になっています。
年6月20日(日)にはその他の益田川本流、支流の全川が解禁される予定です。
- 商品:益田川鮎友釣り年券
- 寄付金額:40,000円
- 魚種:鮎
- 提供元:益田川漁業協同組合
和歌山県九度山町「紀の川本流・支流龍王渓」
奈良県大台ヶ原を源流とし、和歌山市に入り紀伊水道に注ぐ「紀ノ川」の年券です。
- 商品:鮎遊漁承認証(年券)
- 寄付金額:37,000円
- 魚種:鮎
- 提供元:紀ノ川漁業協同組合
奈良県下北山村「前鬼川・池郷川・西の川」
- 商品:鮎・アマゴ共通遊漁券(年券)×1
- 寄付金額:27,000円
- 魚種:鮎・アマゴ
- 提供元:下北山村漁業協同組合
高知県四万十市「四万十川」
四万十川及び支流(高知県内のみ)の年券です。
鮎の漁法は竿釣りに限定されています。
- 商品:遊漁券(1年券)
- 寄付金額:27,000円
- 魚種:鮎・アマゴ・モクズガニ
- 提供元:四万十川中央漁業協同組合
ふるさと納税でお得に鮎釣りの遊漁券をゲットしよう!
ふるさと納税を利用すれば、実質2,000円で年券がもらえます。
お得なのはもちろんのこと、なにより好きな川を支援できるのも嬉しいですね。
年券が送付されるまでに数週間かかる場合があるほか、上限枚数を超えると打ち切る自治体もあるため、申し込みは早めにおこなっておきましょう。
また、遊漁券以外に釣り道具やアウトドアアイテム、宿泊券などさまざまな釣りに活用できる返礼品もあるので、チェックしてみてください。