近年、鮎釣り業界で注目されている新しい服装が「ライトスタイル」です。
ベストは身につけずポーチ等を肩から下げた見た目にも涼しげな装いで、軽快なフットワークを連想させる、いかにも若者受けしそうなスタイル。
人口の減少が懸念される鮎釣り業界においては、若者を取り込むために欠かせない新しいスタイルとして期待されています。
そこで今回は、ライトスタイルに最適なシャツやパンツ、タイツなどを中心におすすめモデルをピックアップ。
ライトスタイルのメリットや注意点も解説するので、気になる方は参考にしてください。
鮎釣り「ライトスタイル」とは

鮎釣りのライトスタイルとは、ベストを着用せずにポーチなどに小物を入れて釣りを楽しむ軽快な服装のことです。
鮎ベストはたくさんの機能的なポケットを装備しており、さまざまな仕掛けやハリケース、小物から貴重品までを収納するのに適しているものの、身軽とは言い難いものがあります。
ライトスタイルでは、ポーチに必要最低限なものだけを収納。
ベストを着用しないため、身軽に鮎釣りを楽しめます。
とくに、熱中症になるような猛暑での鮎釣りにおすすめの軽装スタイルです。
若者が受け入れやすい軽快な服装
若者が釣りに抵抗を感じる理由のひとつにベストの着用があります。
「ベスト=おじさん」「ダサい」というイメージがあるようです。
ライトスタイルではベストを着用せずに、ポーチ等に仕掛けや貴重品などを収納します。
また、鮎釣り用の高価なトーナメントシャツなどは着用せず、好みのシャツを合わせやすい軽快な服装なのも特徴です。
選択肢が多くなってコーディネートの幅が広がるため、女性にも受け入れやすくなっています。
鮎釣り「ライトスタイル」のメリットとは

コストが安くすむ
鮎釣り専用のベストやトーナメントシャツは高価なため、別のモノを代用するだけで大きくコストカット可能です。
大手釣りメーカーの鮎釣り用シャツは機能性に優れているものの高価格であり、「鮎釣りはお金がかかる」「敷居が高い」といわれる所以でもあります。
軽快な服装のライトスタイルならば、少ない予算で鮎釣りを始められるため、初心者にこそ最適なスタイルといえるでしょう。
個性的なコーディネートが可能
鮎釣りでは、同メーカーの同シリーズでまとめるコーディネートが主流です。
各釣り具メーカーも単価アップ、高級感演出のために力を入れています。
しかしながら、みんなが同じような服装で揃えているのに違和感を覚える人もおり、とくに個性を重視する若者には受け入れにくいかもしれません。
ライトスタイルなら、着用するシャツやキャップは自由です。
もちろん、同一メーカー同シリーズで揃える必要もありません。
個性的なコーディネートでファッションも楽しみたい、と考える若者にも受け入れやすい服装がライトスタイルなのです。
鮎釣り「ライトスタイル」おすすめアイテム

ライトスタイルにおすすめ「シャツ」
鮎釣りは川に立ちこむため、濡れてもすぐ乾く速乾性に優れているシャツがおすすめです。
また、日焼けが気になる方はUVカット機能付きのモデルをチェックしてみましょう。
シマノ(SHIMANO) ポロシャツ(半袖) SH-074R
吸水速乾性に優れた、UVカット機能付きの半袖シャツです。
7色の中から選べます。
ダイワ(DAIWA) 半袖 ポロシャツ DE-7906
柔らかな肌触りが特徴の半袖シャツです。
吸水速乾性素材でUVカット機能にも優れています。
カラーは15色展開で、思い通りのコーディネートが可能です。
ダイワ(DAIWA) ビッグシルエット ロングスリーブ メッシュパーカ DE-67009
撥水性と通気性に優れたメッシュ素材のロングスリープシャツ。
シーズン初期など、少し寒いときにおすすめのパーカータイプです。
袖口・裾はリブ仕様で、フロントにはファスナー付き大容量カンガルーポケットを搭載。
全体的にゆったりとした、大きめのシルエットが特徴となっています。
ダイワ(DAIWA) UVカット クールアンダーシャツ クルーネック DU-61009S
通気性と吸水速乾性に優れた、柔らかなメッシュ仕様のライトスタイル向け鮎シャツです。
身体を涼しく快適に保つUV機能(UPF50+)を備えているほか、高ストレッチ素材で動きやすく快適な鮎釣りをサポートします。
ライトスタイルにおすすめ「パンツ」
タイツを履けば、ショートパンツは必須ではありません。
コーディネート的な意味合いが強いもの、着用する際は動きやすく防水性に優れているかをチェックしてみてください。
シマノ(SHIMANO) ライトドライショートパンツ PA-062Q
高ストレッチ素材を採用したパンツです。
柔らかく軽量で動きやすく、UVカット加工も施されています。
ダイワ(DAIWA) ストレッチメッシュ ハーフショーツ DP-86009
軽量でタフなメッシュ素材を採用し、撥水加工を施しているハーフパンツです。
水分を弾く撥水性と、濡れによる重量増を軽減するメッシュ素材で快適な釣りをサポートします。
股下に設けたマチでスムーズな動きを実現。
小物を収納するのに便利な、左右ファスナー付きポケットを備えています。
ダイワ(DAIWA) ゴアテックス インフィニアム プロダクト ハーフレインパンツ DR-17020P
防水浸透性に優れた素材「GORE-TEX INFINIUM PRODUCTS(ゴアテックス インフィニアム プロダクト)」採用の高機能ハーフレインパンツです。
ウエストにはアジャスター付きバックルとシャーリングゴムを搭載。
水の浸入を軽減する加工を施した、軽量ファスナー採用のポケットを備えています。
ライトスタイルにおすすめ「バッグ・ポーチ」
ベストを着用しないのなら、仕掛けや貴重品を収納するバッグやポーチが必要になります。
なるべく水が浸入しにくい、止水ファスナーを搭載したモデルがおすすめです。
シマノ(SHIMANO) XEFO・タフ ウエストバッグ S BW-211S
生地に防水加工、止水ファスナーを搭載したウエストバッグです。
着脱式ショルダーベルトを使用すれば肩掛けもできます。
ダイワ(DAIWA) タックルバッグ マルチポーチ S
背面ループを使用して鮎ベルトに装着するほか、またはショルダーベルトを使って肩掛けもできる便利なマルチポーチです。
汚れや水に強い「ターポリン」表面素材を採用しています。
ダイワ(DAIWA) タックルバッグ マルチポーチ M
Sサイズより一回り大きいサイズのマルチポーチです。
ベルト取り付け、ショルダー式の両方に対応しています。
ライトスタイルにおすすめ「アームカバー」
半袖シャツの着用する際に、日焼けを防止したい場合には必要となります。
シマノ(SHIMANO) SUN PROTECTION アームカバー AC-067Q
日差しから肌を守るUPF50+素材を採用したアームカバーです。
3色ラインナップされており、コーディネートに合わせて選べます。
ダイワ(DAIWA) クールアームカバー DG-77009
水に濡れることで気化熱冷却を促進して温度を下げる冷感素材「CoolCore」を採用したアームカバーです。
日差しの強い日におすすめのモデルです。
がまかつ GM-3557 NO FLY ZONE (R) アームカバー
防虫素材「No Fly Zone」を採用したアームカバーです。
速乾性やUVカット機能にも優れています。
オーナー(OWNER) アームプロテクター 9917
吸汗・速乾・伸縮に優れた素材「サラカラ」を採用したアームカバーです。
シマノ(SHIMANO) グローブ SUN PROTECTION グローブ・ロング GL-047Q
ロング丈手甲仕様のアームカバー。
日焼けを徹底的に防止したい方におすすめです。
ライトスタイルにおすすめ「タイツ」
暑さ対策を目的とするなら、薄手のコンプレッションタイプのタイツがおすすめです。
もちろん、通常の生地に厚みのあるタイツでも問題ありません。
とくに、冷えが気になる場合には一般的な鮎タイツのほうが適しています。

ダイワ(DAIWA) DU-50009PP ボディープロテクトタイツ
薄手のクロロプレン製タイツです。
ヒザとスネ部に衝撃吸収パッドを搭載しており、安全性に優れています。
シマノ(SHIMANO) SUN PROTECTION マスタータイツ IN-067S
薄手のタイツながら、ヒザとスネ部分にクロロプレンガードを搭載しています。
ライトスタイルにおすすめ「鮎タビ」
滑りやすい石の上を歩く鮎釣りでは、ライトスタイルといえども鮎タビは必需品です。
深く立ちこまない場合は、シューズタイプの軽く歩きやすいモデルがライトスタイルに適しています。
シマノ(SHIMANO) 鮎タビ カットフェルトタビ(中割) TA-070Q
足裏にEVAクッション材を搭載しており、突き上げ感を軽減しています。
ダイワ(DAIWA) フィッシングシューズ (フェルトソール) ブラック DS-2250C
軽量設計・高屈曲な鮎タビで、長い距離を歩く釣りでも疲れにくいのが特徴です。
靴ヒモ結び不要のワンタッチタイプで、スピーディーな装着感を実現しています。
屈曲性とグリップ性に優れた「キュービックセンサーソール」で歩きやすいのも注目ポイント。
ジャリの流入を最小限に防ぐジャリガードなど、快適な釣りをサポートする機能満載の鮎タビです。
ダイワ(DAIWA) フィッシングシューズ ブラック DS-2550
フェルトピンタイプの鮎タビで、滑りやすい場所で活躍します。
がまかつ ウェーディングシューズ(先丸・ワイズ3E・フェルトスパイク) GM-4516
シューズタイプの鮎タビです。
日本人の足に合う幅広タイプで、軽快なライトスタイルに最適なモデルです。
鮎タビは下記の記事でも詳しく解説しているので、チェックしてみてください。



ライトスタイルにおすすめ「キャップ」
炎天下での鮎釣りでは、キャップは必要なアイテムです。
デザイン重視で選んでも問題ないですが、突然の雨に対応できる防水仕様のモデルをチェックしてみてください。
シマノ(SHIMANO) GORE-TEX ベーシックレインキャップ CA-010S
縫い目に目止め加工を施している防水仕様のキャップです。
ダイワ(DAIWA) 六方型ハーフメッシュキャップ フリー DC-66008
7色から選べるので、さまざまなコーディネートに合わせられるキャップです。
ダイワ(DAIWA) レインマックス ベンチレーションワークキャップ フリー DC-32020
ツバ裏側に通気用ベンチレーションを備えたキャップで、レインマックス素材による優れた防水性と透湿性が特徴です。
ダイワ(DAIWA) 9FIFTY Collaboration with NEW ERA DC-5109N
9FIFTYベースの多機能キャップです。
バリバス(VARIVAS) トーナメントサンバイザー VAC-55
サンバイザータイプの鮎釣り用キャップで、蒸し暑い日でも快適に過ごせます。
ライトスタイルにおすすめ「鮎ベルト」
鮎ベルトは、ヒキフネの装着やタモを腰に挿すために必要になります。
使用済の針を入れるマナーケースや、オモリポーチを搭載したモデルがおすすめです。
ダイワ (DAIWA) 鮎ベルト DA-4001MO
マナーケースとオモリポーチを搭載した鮎ベルトです。
シマノ(SHIMANO) スタンダード・ベルト BE-003R
腰をサポートする背パッドを搭載しており、優れたフィット性で動きやすさをサポートします。
ライトスタイルで鮎釣りを楽しむ際の注意点
鮎釣りのライトスタイルは軽装で快適に釣りを楽しめる一方、状況によっては向いていないシチュエーションがあるため注意が必要です。
薄手のコンプレッションタイツを着用する場合、長時間深く立ち込むと体を冷やす可能性があるほか、石にヒザやスネをぶつけると怪我をする危険性もあるため注意しましょう。
鮎釣りのライトスタイルは、気軽に楽しめるポイントやシチュエーションに適した服装であり、深く立ちこむ必要がない場所での着用がおすすめです。
軽快な服装「ライトスタイル」で手軽に鮎釣りを楽しもう!
身軽な装備で快適かつ低コストで鮎釣りを楽しめる軽快な服装「ライトスタイル」。
若者にも受け入れやすいスタイルであり、低予算で揃えられるため鮎釣り初心者にもおすすめです。
うだるような暑い日は、見た目にも涼しげなライトスタイルで手軽に鮎釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。