2026年、瀬釣りの王道モデルとして知られるダイワの「銀影競技メガトルク」が4年ぶりにリニューアル発売されました。

8代目メガトルクは早瀬抜きモデルを排し、急瀬抜きのみにラインナップを限定。
価格据え置きながら、6通りの鮎竿に変化するスイッチシステムを搭載している点も見逃せません。
編集長コウジ瀬釣り派注目の定番モデルですね。
では、詳しく見ていきましょう。
ダイワ 「銀影競技メガトルク・E」の特徴


8代目メガトルクの特徴のひとつが、7本継の採用です。
従来の8本継と比べて、よりスムーズに竿全体が曲がり込む調子になっている上、高い引き性能とタメ性能も実現しています。


パシフィコ横浜で開催された「釣りフェス2026」で、メガトルクといえばこのお方、瀬田 匡志フィールドテスターにポイントを解説していただきました。
瀬田テスターにご紹介いただいた急瀬抜90を含めた以下4モデルから、瀬釣りスタイルや時期、川の規模などに合わせて選べます。
| アイテム名 | パワーランク | 対象サイズ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 急瀬抜 85 | 急瀬抜クラス | 20~26cm | より軽快な瀬釣りと風対策等にベストマッチ |
| 急瀬抜 90 | 急瀬抜クラス | 20~26cm | 歴代メガトルク史上最も引きやすく強い |
| 急瀬抜 H90 | 急瀬抜(強)クラス | 22~28cm | 強靭なタメ性能で24~27cmクラスを手返し良く引き抜くパワー |
| 急瀬抜 XH90 | 荒瀬抜クラス | 24~30cm以上 | 圧倒的パワーで大鮎・尺鮎を流心から引きずり出す |
いずれも、ノサれず1歩も下らずに取り込める強さと、Aシリーズに匹敵する繊細な引き性能を備えており、パワーオールラウンダーモデルとしてあらゆる瀬釣りのシーンに対応可能です。
また、7本継になったことで、新たにスイッチシステムも搭載。
付属のパワータイプ替穂持ちと3本の穂先との組み合わせにより、6通りの鮎竿へと変化します。




ノーマル穂持ちとカーボンチューブラー穂先ではオーバーパワーだと感じるシチュエーションでは、穂先をメガトルク専用設計のカーボンソリッド「メガトップR」に交換。
よりパワーが必要な場面では、穂持ちを「パワータイプ替穂持ち」と入れ替え、さらに穂先を「パワータイプカーボンチューブラー」に交換すれば、もうワンランク上のパワーロッドになります。
また、パワータイプ替穂持ち+パワータイプカーボンチューブラー穂先の組み合わせでは全長が50cm短くなるため、風対策も可能です。
ダイワの鮎竿をもっと見たい方は、以下の記事もぜひご覧ください。


8代目メガトルクと旧モデル・MTシリーズ比較
旧モデルとの比較
8代目メガトルクと旧モデルのスペックと付属、価格を急瀬抜90で比較しました。
| 項目 | (新)急瀬抜90・E | (旧)急瀬抜90・Q |
|---|---|---|
| 全長 | 9.0m | 9.0m |
| 継数 | 7本 | 8本 |
| 自重 | 240g | 240g |
| 仕舞寸法 | 153cm | 143cm |
| 先径/元径 | 1.8/24.1mm | 2.0/24.0mm |
| 錘負荷 | 0~8号 | 0~8号 |
| 適合メタルライン | 0.05~0.35号 | 0.07~0.3号 |
| 適合ナイロン | 0.15~1.0号 | 0.15~0.8号 |
| 替穂持ち | 付属(-30cm) | なし |
| 付属穂先 | ・カーボンチューブラー ・パワータイプカーボンチューブラー ・メガトップR | ・カーボンチューブラー ・SMTチューブラー |
| 価格 | 285,000円 | 285,000円 |
先径が細く、元径が太くなったことで適合ラインの幅が広がっています。
7本継になったことで、90モデルは仕舞寸法が長くなっているので、お手持ちのロッドケースに入るか気になる方は確認しておきましょう。
また、替穂持ちと3本の穂先が付属ながら価格が据え置きになっている点にも注目です。
ダイワの担当者にその点をお聞きしたところ、今年度新発売の鮎竿に関しては、あえて原価率を抑えているとのこと。
つまり、実質的な値下げですね。
お得になってリニューアルされた8代目メガトルク。
気になっている方、今シーズン確実に入手したい方は早めに検討しましょう。



なお、2026年モデルの識別記号は「E」です。
「Q」は2022年発売の旧モデルですので、お間違えなく。
メガトルク(MT)調子の主なシリーズとの比較
ここでは、銀影競技スペシャルMTと銀影エアMTのスペックを90モデルで比較してみました。
| 項目 | 銀影競技メガトルク急瀬抜90・E | 銀影競技スペシャル MT90・K | 銀影エア MT急瀬抜90・W |
|---|---|---|---|
| 全長 | 9.0m | 9.0m | 9.0m |
| 継数 | 7本 | 7本 | 8本 |
| 自重 | 240g | 238g | 240g |
| 仕舞寸法 | 153cm | 153cm | 143cm |
| 先径/元径 | 1.8/24.1mm | 1.8/24.1mm | 2.0/24.0mm |
| 錘負荷 | 0~8号 | 0~8号 | 0~8号 |
| 適合メタルライン | 0.05~0.35号 | 0.05~0.35号 | 0.07~0.3号 |
| 適合ナイロン | 0.15~1.0号 | 0.15~1.0号 | 0.15~0.8号 |
| 替穂持ち | 付属(-30cm) | 付属(-30cm) | なし |
| 付属穂先 | ・カーボンチューブラー ・パワータイプカーボンチューブラー ・メガトップR | ・カーボンチューブラー ・パワータイプSMTチューブラー | ・カーボンチューブラー |
| カーボン | Z-SVF-NANOPLUS | スペシャル Z-SVF-NANOPLUS | S-SVF-NANOPLUS |
| 価格 | 285,000円 | 405,000円 | 170,000円 |
スペック的には、8代目メガトルクと最上位シリーズの「銀影競技スペシャル」はほとんど同じですね。
カーボンの質はスペシャルシリーズのほうが上ですが、8代目メガトルクはメガトップRが付属しているぶんお得といえます。
スペシャルZ-SVF-NANOPLUS > Z-SVF-NANOPLUS > S-SVF-NANOPLUS
銀影エア MT急瀬抜90は買い求めやすい価格が魅力ですが、カーボンの質がもうワンランク下になるうえ8本継ですし、替え穂持ちと替え穂先も付属していません。
大鮎対応の鮎竿を探している方は、以下の記事も参考にしてみてください。


ダイワ 「銀影競技メガトルク・E」概要
スペック・価格
| アイテム | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径/元径 | 替穂先径 | 替穂錘負荷 | 錘負荷 | 適合水中 糸(メタルライン) | 適合水中糸 (ナイロン) | メーカー希望価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 急瀬抜 85・E | 8.5m | 7 | 143cm | 224g | 1.8/23.9mm | 2.0/1.0mm | 0~12/0~4g | 0~8g | 0.05~0.35号 | 0.15~1.0号 | 275,000円 |
| 急瀬抜 90・E | 9.0m | 7 | 153cm | 240g | 1.8/24.1mm | 2.0/1.0mm | 0~12/0~4g | 0~8g | 0.05~0.35号 | 0.15~1.0号 | 285,000円 |
| 急瀬抜 H90・E | 9.0m | 7 | 153cm | 248g | 1.9/24.1mm | 2.1/1.1mm | 0~14/0~5g | 0~10g | 0.07~0.4号 | 0.175~1.2号 | 290,000円 |
| 急瀬抜 XH90・E | 9.0m | 7 | 153cm | 267g | 2.0/25.3mm | 2.2/1.1mm | 0~16/0~6g | 0~12g | 0.1~0.5号 | 0.2~1.75号 | 295,000円 |
搭載テクノロジー
感性領域設計システムESS
曲がりで生まれる復元力(ひずみエネルギー)を解析して性能を数値化し、釣り人の感覚も設計に反映する仕組み。
Z-SVF-NANOPLUS
樹脂量を減らした高密度カーボンにナノアロイ技術を組み合わせ、強度を保ちつつ軽量化と感度向上を狙う素材。
V-JOINTα
継ぎ目を強く軽くし、曲がりをきれいにする構造。継ぎ数が多い竿でも継ぎ目を短くでき、軽さに寄与。
X45
45度方向の繊維でネジレを抑え、パワー・操作性・感度を高める。
MEGA TOP R
高弾性のカーボンソリッド穂先で、感度とレスポンスを強化。
スーパーリング構造
カーボンの巻き重なりを極小化して軽量化し、操作や寄せの安定につなげる。
エアグロスフィニッシュ
塗装を省き表面を研磨して素材性能を活かし、基本性能の底上げを狙う外観処理(#4〜元上)。
節落ち・食いつき防止合わせ
節の内面に小さな出っ張りを作って密着を強め、節落ちと固着を抑制。
固着防止リング
接合部に溝で空気層を作り、固着を防ぐ(太さに応じて溝の幅や本数を調整)。
付属
- パワータイプ替穂持ち
- パワータイプカーボンチューブラー
- メガトップR
- ニット竿袋

