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完全仕掛け
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大鮎対応「完全仕掛け」のオススメ!選び方も解説

KOU
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梅雨明けしてほどなくすると鮎は徐々に成長して、お盆すぎを目安に大鮎釣りの季節が到来します。

数釣りではオトリに負担をかけない繊細な仕掛けを使用する一方、パワフルな大鮎に対応するにはそれなりの仕掛けで挑まなければなりません。

仕掛けづくりに不安がある方や手軽に楽しみたい場合には、すぐに釣りをはじめられる「完全仕掛け」「張替え仕掛け」が便利です。

大鮎専用として販売されている完全仕掛けもあるので、チェックしておきましょう。

編集長コウジ
編集長コウジ

選び方も紹介するので、とくに初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

大鮎対応「完全仕掛け」の選び方

出典:シマノ

天上糸・水中糸・目印・中ハリス・ハナカン・サカサ針などのパーツをセットし、仕掛けとして完全に出来上がっているのが「完全仕掛け」です。

大鮎対応の完全仕掛けも販売されており、天上糸を省いた「張替え仕掛け」もあります。

完全仕掛けは、竿に接続して掛けハリをセットするだけ釣りを始められる手軽さが魅力です。

完全仕掛けの全般的な選び方は下記のページでも解説しているので、とくに初心者の方は参考にしてみてくださいね。

大鮎対応の完全仕掛けを選ぶ際は、以下5つのポイントを押さえておきましょう。

大鮎対応完全仕掛けの選び方

  1. 水中糸の種類をチェックする
  2. 天上糸の有無をチェックする
  3. 水中糸の号数をチェックする
  4. 水中糸の長さをチェックする
  5. 使用しているパーツや仕様をチェックする

では、それぞれ詳しく解説していきます。

水中糸の種類で選ぶ

出典:ダイワ

鮎釣りのメインラインである水中糸には、オールメタルライン・複合メタルライン・フロロカーボンライン・ナイロンラインなどがあり、各メーカーからそれぞれのラインを使った完全仕掛けが販売されています。

大鮎釣り対応の完全仕掛けの場合、フロロカーボンラインやナイロンラインを使った製品も販売されているものの メタルラインが主流です。

ポイントによってオトリを沈めやすい比重を選ぶほか、鮎のサイズなどから号数を選んでみてください。

完全仕掛けはメタルラインが主流

比重や号数をチェックして選ぼう

水中糸の詳しい選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

天上糸の有無で選ぶ

出典:がまかつ

穂先に接続する「天上糸」がセットされている完全仕掛けのほか、天上糸を除いた「張替え仕掛け」があるので、間違わないよう注意しましょう。

天上糸は太さがあって簡単に切れないため、木に引っかけたり、穂先へ接続が甘く外れてしまったりしない限り長く使えます。

ですので、はじめて購入するのであれば、天上糸がセットされている完全仕掛けを2セットほど用意しておけばとりあえず足りるでしょう。

ただし、張り替え仕掛けの場合は、なるべく余分に買っておいたほうが安心です。

遊動式天上糸だけでも完成品が販売されているので、好みの天上糸がある場合は張り替え仕掛けのみに的を絞って選んでみてください。

天上糸付きの完全仕掛けはとりあえず2セット程度で十分

張り替え仕掛けは十分用意しておこう

好みの天上糸仕掛けがあれば張替え仕掛けを購入

天上糸仕掛けについては、下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

水中糸の号数で選ぶ

大鮎対応の仕掛けで一番悩むのが、水中糸の号数ではないでしょうか。
とくに、初心者にはわかりにくいかもしれません。

数釣りより当然太い号数を選びますが、必要以上に太すぎとオトリの泳ぎに影響を与えてしまう場合があります。

できれば、さまざまなシチュエーションに対応できるように、何種類か号数違いを用意しておくのがオススメです。

一般的に、大鮎対応完全仕掛けと販売されている製品はメタルラインで0.2号前後、フロロカーボンラインやナイロンラインで0.4号以上が目安。

大鮎対応専用製品では太すぎると感じるなら、通常の完全仕掛けのラインナップから0.15号程度のオールメタルラインや複合メタルラインを選ぶとよいでしょう。

大鮎釣りはメタルラインなら0.2号前後が目安

フロロカーボンやナイロンなら0.4号以上が目安

通常の完全仕掛けの製品からメタルライン0.15号程度を選ぶのもアリ

水中糸の長さを確認

完全仕掛けにセットされている水中糸の長さは、4~6mと製品によって異なります。

天上糸は遊動式なら長さを調節できますが、水中糸は長さを変えられません。

ですので、使用する竿の長さや釣り方のスタイルに合わせて長さを選択しましょう。

押しの強い流れでベタ竿にする場合は、短いと天上糸が水中に入ってしまうため、5~6mあると便利です。

立て竿の泳がせ釣り中心なら水中に入る部分が少ないため、4mでも問題ありません。

使用する竿の長さや釣り方のスタイルに合わせて長さを選択

セットされている水中糸の長さは4~6m

押しの強い流れでベタ竿にする場合は5~6mあると便利です。

立て竿の泳がせ釣り中心なら4mでも問題なし

使用しているパーツや仕様で選ぶ

各メーカーの完全仕掛けや張替え仕掛けは、当然ながら自社のパーツを採用しています。

好みのハナカンやサカサ針などを使用したい場合は、採用している種類や大鮎対応の号数なのかをチェックしておきましょう。

仕掛けの仕様も要チェックです。

たとえば、上つけ糸・下つけ糸・天上糸の種類や長さのほか、下つけ糸なしの「直結仕掛け」を採用しているのかなどを確認しておきましょう。

近年の鮎釣りでは、オモリの多用やトラブルを減らせるとして、下つけ糸なしの直結仕掛けを好む方が多くなっているので参考にしてみてください。

好みのハナカンやサカサ針などを使用しているかをチェック

上つけ糸・下つけ糸・天上糸の種類や長さなど仕様もチェック

下つけ糸なしの「直結仕掛け」が近年人気

大鮎対応「完全仕掛け」と「張り替え仕掛け」のオススメ製品

大鮎対応完全仕掛けのオススメ製品

では、オススメの製品を完全仕掛けと張り替え仕掛けに分けてご紹介しましょう。

フロロカーボンラインやナイロンラインの完全仕掛けも販売されていますが、比較的自作も簡単であるため、今回はメタルラインやPE系ラインを使用した製品に絞っています。

また、大鮎専用の完全仕掛けとして販売されている製品に加えて、メタルライン0.15号以上の大鮎釣りに適した製品も取り上げていますのでチェックしてみてください。

完全仕掛け

シマノ(SHIMANO) ドラゴンフォース 完全仕掛け PJ-AA1T

シマノインストラクターのこだわりが詰まった大鮎対応完全仕掛けです。

しなやかで扱いやすく、根ズレにも強いメタルライン「ドラゴンフォース」を採用しています。

9~11mの竿に対応し、天上糸2.5号、水中糸0.4号と尺鮎に対応できるパワーを備えていまるのが特徴。

中ハリスはフロロカーボンラインの3.0号を30cm、下つけ糸は0.6号です。

シマノ(SHIMANO) メタキングII 完全仕掛け PJ-AB1U

水中糸にホワイトカラーを採用した高比重複合メタルラインの大鮎対応完全仕掛けです。

タングステン9本を特殊製法によって高比重で、石へのコスレに対する強度が優れているのがおすすめポイント。

天井糸やつけ糸、中ハリスには適度な伸びで感度の良いフロロカーボンを採用しています。

太サイズ目印採用による優れた視認性も魅力。

8.2〜11mの竿に対応します。

ダイワ(DAIWA) メタコンポⅢ大鮎 完全仕掛け

ダイワの人気複合メタルライン「メタコンポⅢ」の大鮎対応完全仕掛けです。

イエローカラーの視認性に優れた水中糸で、長さは4m取っています。

下つけ糸なしの直結仕様で、中ハリスの傷つきを防止するオモリガードを装着。

深場を攻めやすいよう「ブライト目印Ⅱ太」をセットしてあります。

ダイワ(DAIWA) ハイパーエムステージEX 完全仕掛け

比重14.9のオールメタルライン「ハイパーエムステージEX」を使用した大鮎対応仕掛けです。

高比重ラインでオトリを沈ませやすく、瀬釣りでの使用に適しています。

オールマイティーに使用きる水中糸4m仕様です。

がまかつ(Gamakatsu) アーマード(R)F+プロ 大鮎 パーフェクト仕掛 AP-238

PEラインにフロロカーボンを浸透させたライン「アーマード」を使用している大鮎対応完全仕掛けです。

トラブルが少ないラインで、初心者にもおすすめ。

ナイロンラインやフロロカーボンより細くて強度があり、瀬での引き釣りにも対応できます。

水中糸を6mとっており、荒瀬や深場の攻略も可能です。

がまかつ(Gamakatsu) メタストリーム大鮎パーフェクト仕掛 AP230-1

高強力・高比重のメタルライン「メタストリーム」を使用した大鮎対応完全仕掛です。

比重14.3高比重により、快適な瀬釣りをサポートします。

水中糸を6m取っており、押しの強い流れでのベタ竿や深場で使いやすいタイプ。

独自の表面特殊コートを施した高い摩擦性能により、キンク・パーマが起こりにくく目印移動もスムーズです。

ハナカンにはオトリ鮎の姿勢が安定する「楽勝ハナカンを採用。

サカサ針は太ハリス対応の「T1 楽勝サカサ(6号)」を使用しています。

オーナー(OWNER) SR-47II 複合メタル 完全仕掛

強くて扱いやすい複合メタルライン「Zaitoメルファ複合MH」を使用した大鮎対応完全仕掛けです。

大鮎に対応できる、0.15号と0.2号がラインナップされています。

天上糸には感度に優れたフロロカーボンラインを採用。

上下つけ糸には「Zaito鮎フロロ」を使用しているほか、中ハリスもフロロカーボンを使用しています。

編み込み部はすべてPEラインを使用しており、コンパクトで移動がスムーズです。

張替え仕掛け

ダイワ(DAIWA) メタコンポ3大鮎張替仕掛け

完全仕掛けで紹介した「メタコンポⅢ大鮎 完全仕掛け」の天上糸を省いた張替え仕掛けです。

ダイワ(DAIWA) メタコンポヘビー 張り替え仕掛け

メタコンポIIIより高比重の複合メタルライン「メタコンポヘビー」を採用した張り替え仕掛けです。

流れの強い場所でも扱いやすい水中糸4.5m仕様で、上つけ糸約85cm、下つけ糸約30cm取っています。

ポケットに入りやすく防水性が高いチャック付き外袋により、予備の仕掛けとして携帯するのに便利です。

ダイワのメタコンポヘビーについては、以下の記事でも取り上げています。

オーナー(OWNER) SR-27II 複合メタル 張替え仕掛 33407

完全仕掛け「SR-47II 複合メタル 完全仕掛」の張替え仕掛けです。

大鮎対応「完全仕掛け」でスリリングな鮎釣りを楽しもう!

~大鮎対応「完全仕掛け」の選び方まとめ~

水中糸の種類・号数・長さをチェックしよう

ハナカンやサカサ針などパーツの種類や仕様も要確認

好みの天上糸品を用意して張り替え仕掛けを購入するのもオススメ

竿に接続してすぐに釣りをはじめられる手軽さが魅力の「完全仕掛け」。

一昔前は”初心者用”というイメージがあったもの、近年の製品は高品質でエキスパートが常用するほど信頼性が高く安心して使えます。

シーズン後期の大鮎のパワーに対応できる仕掛けを用意して、スリリングな鮎釣りを楽しみましょう。

本記事の更新情報

  • 2024年9月7日:全体的に文章を調整し、廃盤製品を削除、新製品を追加しました。
ABOUT ME
こうじ
こうじ
鮎釣りHACK編集長
鮎の友釣り歴30年以上の鮎師。関東の川を中心にのんびりと楽しんでいます。たまには遠征も。将来はキャンピングカーで全国の鮎河川を巡るのが夢。
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