シマノ王道瀬釣りロッド「アドバンフォース」がリニューアル!
シマノの瀬釣りロッド「アドバンフォース」が4代目モデルとしてリニューアルされました。
従来のパワーはそのままに穂先を中心にマイルド化し、オトリがよく泳いで弱りにくくなったとのこと。
では、詳しく見ていきましょう!
シマノ鮎竿「アドバンフォース」
アドバンフォースといえば、激流で野鮎と真っ向勝負したい方向けのストロングロッド。
肉厚設計で、28cm程度の鮎なら力強く引き抜けるパワーが魅力です。
2025年のリニューアルではオトリがより泳ぎやすく、また掛け性能を高めるべく穂先を変更。
前モデルがオモリを付けてオトリを沈めるのを重視した設計だったのに対して、繊細な領域にも対応できるしなやかさを備えているのが特徴です。
とはいえ、曲がりのバランスを精密にチューニングを施しており、しなやかさで失われがちなパワーと強度は保たれています。
また、感度が向上するエキサイトトップを初搭載したのも注目ポイントです。
釣りフェス2025で、監修のシマノ坂本テスターにコメントをいただきました。
アドバンフォースの各種比較
前モデルとの比較
アイテム | H表示 | 全長 | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | 先径 | 元径 | 適合オモリ | 適合ナイロン | 適合メタル | 標準穂先 | 替え穂先 | 価格 |
新 急瀬90 | H3.5 | 9.0m | 285g | 8本 | 142.5cm | 2.1mm | 25.5mm | 0~12号 | 0.3~1.2号 | 0.08~0.4号 | エキサイトトップ | なし | 218,000円 |
旧 急瀬90NW | H3.5 | 9.0m | 285g | 8本 | 142.5cm | 2.1mm | 25.5mm | 0.2~01.2号 | 0.2~01.2号 | 0.08~0.4号 | チューブラー | パワータイプチューブラー | 214,000円 |
重さや太さは新旧同じで、スペック的にはほとんど変わっていません。
もっとも変わっている点は穂先。
前モデルが一般的なチューブラー穂先だったのに対して、新モデルでは感度の高いエキサイトトップを採用しています。
なお、今モデルから型名の末尾にアルファベットの表記がありません。
前モデルには「NW」が表記されているので、購入する際は注意してください。
シマノの鮎竿については、以下の記事でも取り上げています。
シマノパワー系ロッドとの比較
シマノのパワー系鮎ロッドのなかでアドバンフォースと同じ9.0m・H3.5をラインナップしている上位モデル「スペシャルトリプルフォース」と下位グレード「プロセレクトTF」を比較しました。
アイテム | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | 先径 | 元径 | 適合オモリ | 適合ナイロン | 適合メタル | 穂先 | 価格 |
アドバンフォース急瀬90 | 285g | 8本 | 142.5cm | 2.1mm | 25.5mm | 0~12号 | 0.3~1.2号 | 0.08~0.4号 | エキサイトトップチューブラーⅡなど3本 | 218,000円 |
スペシャルトリプルフォース 急瀬GH 90NV | 280g | 8本 | 142.5cm | 2.1mm | 24.9cm | 0~12号 | 0.2~0.8号 | 0.08~0.4号 | エキサイトトップ | 293,000円 |
プロセレクトTF 急瀬GH90 | 277g | 8本 | 142.5cm | 2.1mm | 24.9cm | 0~12号 | 0.3~1.2号 | 0.08~0.3号 | エキサイトトップ | 193,000円 |
上位モデルのスペシャルトリプルフォースと比べても5g重たい程度で、スペック的にそれほど大きな違いはありません。
とはいえ、スペシャルトリプルフォースにはエキサイトトップⅡやソリッド穂先など3本の穂先が付属。
よりさまざまなシーンへの対応力を求めるなら、スペシャルトリプルフォースのほうが適しています。
穂先はチューブラーがあれば十分だという方で、瀬釣りに特化した釣りを展開するなら、価格が断然安いアドバンフォースのほうがコスパが良いと言えるでしょう。
アドバンフォースのラインナップ
急瀬90
瀬釣りを豪快に楽しめるアドバンフォースの中で、もっとも汎用性の高いモデルです。
関東でいえば那珂川や鬼怒川、中部では九頭竜川や神通川、四国では仁淀川や吉野川(下流)などの大河川の瀬にマッチします。
急瀬95
90では届かないポイントで活躍するのが95モデル。
90ではモノ足りず、100では長すぎるという方におすすめです。
大石底よりは、小石底河川で効果を発揮。
マイルドになった軟らかい穂先によってやや下ザオ気味の角度でもオトリを馴染ませやすく、90よりタメが利きやすいメリットもあります。
急瀬100
大河川で活躍するモデル。
リーチを活かして、竿抜け攻略で活躍します。
前作よりしなやかな先端部ながら持ち重りが気にならない、1日使い続けられるバランスの良さが魅力。
竿が長いぶんしっかりタメが利くのも特徴です。
荒瀬90
唯一の荒瀬モデルです。
H4.0でドラゴンフォースに匹敵するパワーを備えており、尺アユをもブチ抜ける肉厚設計に仕上げています。
ドラゴンフォースでは体力的に厳しいものの、大鮎・巨鮎釣りを楽しみたい方におすすめの1本です。
アドバンフォースの基本情報
硬さ・調子
品名 | H表示 | 対応サイズ目安 | 胴調子 | 本調子 | 先調子 | |||||
8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |||
急瀬90 | H3.5 | 19~28cm | ● | |||||||
急瀬95 | H3.5 | 19~28cm | ● | |||||||
急瀬100 | H3.5 | 19~28cm | ● | |||||||
荒瀬90 | H4.0 | 21~30cm | ● |
スペック
アイテム | H表示 | 全長 | 自重 | 継数 | 仕舞寸法 | 先径 | 元径 | 適合オモリ | 適合ナイロン | 適合メタル | 価格 |
急瀬90 | H3.5 | 9.0m | 285g | 8本 | 142.5cm | 2.1mm | 25.5mm | 0~12号 | 0.3~1.2号 | 0.08~0.4号 | 218,000円 |
急瀬95 | H3.5 | 9.5m | 320g | 9本 | 142.5cm | 2.1mm | 26.0mm | 0~12号 | 0.3~1.2号 | 0.08~0.4号 | 232,000円 |
急瀬100 | H3.5 | 10.0m | 355g | 9本 | 142.5cm | 2.1mm | 26.3mm | 0~12号 | 0.3~1.2号 | 0.08~0.4号 | 238,000円 |
荒瀬90 | H4.0 | 9.0m | 337g | 8本 | 142.5cm | 2.3mm | 26.9mm | 0~15号 | 0.4~1.5号 | 0.1~0.5号 | 222,000円 |
テクノロジー・装備・付属品
- スパイラルX
- パラボラチューン
- Gクロスプロテクター
- 回転式「超感」トップ
- しっとりグリップ
- メタルトップ口栓
- 尻栓
- 標準穂先:エキサイトトップ
- 替え穂先:なし