鮎釣りでいう『短竿』とは、長さ8m以下の鮎竿。
軽量で扱いやすく風にも強いほか、長竿の使いにくいポイントでも活躍するなど、あると便利な竿です。
主流の9mモデルより操作性に優れているため、初心者の最初の1本としてもおすすめ。
各メーカーも短竿の開発に力を注いでおり、多くのモデルが販売中です。
そこで今回は、短竿のメリットを解説。あわせて、おすすめモデルをご紹介しますので参考にしてください。
短めの鮎竿『短竿』5つのメリットと

軽量で扱いやすい
同じ素材を使っているなら、鮎竿は短いほど軽いです。
長さはカーボンのグレードなどによっても異なりますが8m以下のモデルなら、ゆうに切るモデルも多く販売されています。
9m以上のモデルよりも軽く持ち重りもしないため、体力に自信のない方や女性、子供でも簡単に扱える鮎竿です。

小河川で活躍
短竿は川幅の狭い小河川でも活躍します。
とくに、木が覆い被さっているようなポイントでは、9mクラスの竿だと木々にラインを引っかけるトラブルが起こりやすいため注意が必要です。
そんなシチュエーションでは、短い鮎竿ほど釣りやすく有利な場合も。
川によっては7m以下の短竿がマッチする場合もあります。
また、扱いやすく操作性に優れているため、ピンポイントを狙う際にも最適です。
風に強い
強い風が吹いている状況では、長い竿ほど風の抵抗を受けやすく操作が難しくなります。
無理すると最悪の場合、折れる原因にもなるため注意が必要です。
そんなとき、短竿をサブロッドとして備えておくと便利。
使用する機会が少なくても、1本短竿を持っていれば役立つ場面が必ず訪れます。
感度が優れている
素材や仕様が同じ鮎竿なら、短いほど手への伝達力が高く感度に優れています。
上位モデルよりワンランク下のカーボンを採用しているモデルでも、短竿のほうが感度よく感じる場合もあるほどです。
また、感度に優れた鮎竿を使用することは上達の近道でもあり、初心者におすすめする理由にひとつでもあります。
買いやすい価格
当然ながら、同レベルの竿なら短いほど安いです。
高級モデルでも短竿なら、9mのモデルより数万円安く購入できるのでチェックしてみましょう。
短竿は安くて扱いやすい、お買い得な鮎竿なのです。
短めの鮎竿『短竿』のおすすめモデル

バリバス(VARIVAS) トライキット鮎 リバーストーン63
2019年新発売の超ショートロッド。全長6.3m、重さ175gと、小河川でもストレスなく釣りを楽しめるモデルです。
鮎釣りをすぐ始められる「AYU ALL IN ONE KIT」がセットになっているのがポイント。
当モデルにぴったりのナイロン仕掛けと3本イカリがセットになっており、鮎釣りをはじめてみたい初心者におすすめのモデルです。
シマノ(SHIMANO) プロセレクト80 FW NM
小澤剛氏による専用チューニングにより、従来の当レベルグレードでは実現できなかった感度・調子・軽さを実現した短竿。
リーズナブルな価格ながらも高性能な鮎竿として人気のモデルです。
支流や強風時の使用を想定して開発されており、シリーズ中もっとも硬い調子になっています。
シマノ(SHIMANO) 香鱗 ZP H2.75 70-80
初期から終期までオールラウンドに使える調子H2.75の短竿です。
低価格ながらもスパイラルXの搭載によるシャッキとした調子が魅力。
ビキナーからベテランまで楽しめる鮎竿です。
シマノ(SHIMANO) スペシャル小太刀(こだち) NR/ZR
2020年にモデルチェンジした短竿。
短竿の定番モデルとして、不動の人気を誇るモデルです。
ノンズームモデルと50cm長さを変えられるズームモデルのラインナップしています。
ノンズームモデル
ズームモデル
シマノ(SHIMANO) ナイアード NF H2.75 70
強風対策や川幅の狭い支流で釣りをする際に最適な7mの短竿。
シーズン数回程度、支流に入る程度であれば十分な性能のコスパに優れたモデルです。
ダイワ(DAIWA) 銀影競技SL 80
軽さにおいて最高レベルながら、粘りやタメ性能、なじみの良さを徹底的に追求した短竿。
25cmをも難なく捕れるパワーを実現しています。
大河川での強風対策に持っておきたいモデルです。
ダイワ(DAIWA) プライム アユ 早瀬抜 80M
店頭価格で3万円を切る短竿。
初心者の最初の1本としてもおすすめです。
ダイワ(DAIWA) アバンサー 早瀬抜 75
初心者用モデルとして定番のアバンサーの短竿。
強風対策や支流用として購入する人も多い人気モデルです。
小型の鮎や低活性時、泳がせ釣りで威力を発揮するメガトップオートマ替穂先も付属。
標準のチューブラー穂先と使い分ければ、あらゆるシーンに対応できます。
ダイワ (DAIWA) リバーラウンダー 75M-S
鮎釣り以外の釣りもやりたいならこちらの短竿がおすすめ。
ヤマメやニジマス釣りなどで活躍するほか、お子さん用としても最適です。

がまかつ がま鮎 ダンシングスペシャル H8.1
軽量モデルながら急瀬レベルのパワーを持った短竿です。
超細身の設定が特徴で風切り性能も抜群。
大型魚に対応した短竿を探している方におすすめします。
がまかつ がま鮎 ファインスペシャル IV-H 8.1m
重心をグリップ側に設定しており、持ち重りを感じない短竿。
操作性に優れた先調子で感度も抜群です。
がまかつ がま鮎 競技GTI 引抜急瀬8.1
上位モデル「競技スペシャルV6」に匹敵する性能を持ちながら、購入しやすい価格の短竿。
瀬釣りをオールマイティーにこなせるモデルで、急瀬のパワー設定で大鮎狙いに最適です。
がまかつ がま鮎 シューティングスペシャルⅡ 7.5
軽量ながら大型魚にも対応したパワーを実現している短竿です。
高感度のSⅡソリッドと感度に優れたテクノチタントップを使い分ければ、小型から大型の鮎まで幅広く対応できます。
がまかつ がま鮎 マルチフレックス100 伸徹2(しんてつ) 8.1
1mマルチシステムを搭載した短竿。
7.1mと8.1mで切り替えて使えるため、小河川や支流での釣行に最適です。
パワーは早瀬抜きより少し強めの設定で、22cm程度まで対応できます。
シモツケ(SHIMOTSUKE) NEBスピリット Type-LV 80WB
上位モデルのライトバージョンの性能を引き継いでおり、シャンとした張り感とパワーが特徴の短竿です。
価格的にもお手頃感があるため、サブロッドとしてもおすすめします。
シモツケ(SHIMOTSUKE) 支流バージョン70BR
重さ175gと軽量で操作性に優れている短竿。
川幅の狭い支流におすすめのモデルで、草木が生い茂るポイントを攻める際や空中輸送もしやすい硬めの調子が特徴です。
ソリッド替え穂先も付属しています。
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サンテック(Suntech) FIELD MASTER 裕輝 AR 80
パワーと操作性を兼ね備えたオールラウンドタイプの短竿です。
調子は早瀬パワーに設定されており、大きめの鮎にも対応します。
バランスの優れた使いやすいモデルです。
サンテック(Suntech) FIELD MASTER 裕輝 SS 72
7.2mの短竿で、6.6mとしても使えます。
9mロッドでは攻めることができない、竿抜けポイントを狙い撃ちしたいシーンで活躍するおすすめモデルです。
短竿で軽快に鮎釣りを楽しもう!

短竿はさまざまなシーンで活躍する、持っていると便利な鮎竿です。
たとえば、遠征時に急な増水に見舞われ、支流の上流域でしか釣りができないような状況や、強風でやめようか悩むようなシチュエーションでも活躍するでしょう。
今回紹介したおすすめのモデルを参考に、自分にぴったりな短竿を見つけてみてください。