【2024年】つけ糸のおすすめ製品と選び方3つのポイント!メタルジョインターも紹介
水中糸と接続する「つけ糸」。
水中糸の上下に接続し、仕掛けのバランスをとる目的やオトリをコントロールする役割もある重要なパーツです。
そこで今回は、つけ糸にフォーカスしてオススメ製品をピックアップ。
また、仕掛け作りで便利なつけ糸付メタルジョインターも紹介します。
あわせて選び方も解説しますので、とくに「つけ糸って何?」という初心者の方は参考にしてみてください。
つけ糸の役割とは
つけ糸とは、天上糸や水中糸と接続するパーツです。
天上糸と水中糸の間に接続する「上つけ糸」と、水中糸と中ハリス(ハナカン回り糸)の間に接続する「下つけ糸」があります。
つけ糸を使用しない仕掛けもありますが、役割としてはおもに以下の3つです。
上つけ糸とは
上つけ糸は、金属ラインを使用した仕掛けに伸びる部分を設けるのが目的のひとつです。
- 続きを読む
-
また、金属ラインを4mほどとあまり長く取らない場合に、全長を調節するためにも使用されます。
通常、直接水中に入る部分ではないため、あまり神経質になる必要がないと考える方も多いようです。
よって、金属ラインを5m以上と長く取る仕掛けでは、上つけ糸を使わない場合も。
その際は、金属ラインに天上糸との接続部をつくってつなげます。
下つけ糸とは
下つけ糸はオトリの上に位置する糸であり、オトリに水流抵抗を与えて泳ぎをコントロールする「オバセ」をつくるために必要なパーツです。
- 続きを読む
-
上つけ糸と異なり、長さや素材、号数などこだわりをもって使用する方が多くいます。
なかには、中ハリス「ハナカン回り糸)を長くとってつけ糸を兼ねる「ワンピース仕掛け」を好む方も。
「結び目をひとつ少なくできる」「太く安心して使える」など、トラブルを減らせるのが魅力です。
ただし、中ハリスはつけ糸より太い号数を使用するため、ワンピース仕掛けにするとオトリへの負荷がかかりすぎるという方も。
いずれにせよ金属の水中糸を使う場合、オトリのすぐ上に接続するわけにはいかず、つけ糸を使うか、また中ハリスを長くとってワンピース仕掛けにする必要があります。
つけ糸の選び方3つのポイント
つけ糸を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- ラインの種類
- 号数
- つけ糸付メタルジョインター
では、それぞれ解説していきましょう。
ラインの種類
つけ糸のラインの種類は、一部の特殊な製品を除けばフロロカーボンラインとナイロンラインの2つです。
- 続きを読む
-
フロロカーボンラインのつけ糸|メリット・デメリット
ナイロンラインと比較して伸びが少なく、張りのあるのがフロロカーボンラインのつけ糸です。
ナイロンラインよりも硬いラインであり、感度や耐久性に優れています。
ただし、伸びが少ないため、クッション性を期待して使用するのには向いていません。
ナイロンラインのつけ糸|メリット・デメリット
フロロカーボンラインよりもしなやかで、伸びるのがナイロンラインのつけ糸です。
柔軟性があり、オバセを効かせてオトリを自然に泳がしたい方に好まれています。
伸びるため、全体的に伸びない仕掛けでクッション性を設けたい場合にぴったり。
ただし、吸水性や紫外線に弱いなどの特性があり、耐久性を重視したい方には向いていません。
号数
つけ糸の太さ「号数」は、およそ0.2~0.8号から鮎の大きさや水中糸の太さに合わせて選択するのが一般的です。
- 続きを読む
-
20cm前後の数釣りであれば、下つけ糸で0.3~0.5号ほどが目安。
大鮎に対応する場合は0.6~0.8号が目安で、尺鮎狙いなら1号以上を使う方もいます。
上つけ糸については、下つけとを同じ号数で合わせる方や、やや太くする方などさまざまです。
下つけ糸より太くしたほうが、根掛かりでラインを切るときに下つけ糸が切れて、水中糸を回収できる可能性が高まるメリットがあります。
つけ糸付きメタルジョインター
メタルラインとつけ糸を接続する際には、両ラインを編み込んで結束する方法と、メタルラインにPEラインなどでジョイント部になる「ヒゲ」を作る方法があります。
- 続きを読む
-
メタルラインにワンタッチでヒゲを作れるのが市販のメタルジョインターで、さらにつけ糸まで接続されているのが「つけ糸付きメタルジョインター」です。
とくに、初心者でヒゲがうまく作れない方にオススメ。
仕掛けづくりにまだ自信がない場合には、試してみましょう。また、自分でジョイント部分を作る方でも、万一に備えてベストに入れておくとトラブル時に役立つ場合があります。
つけ糸のおすすめ製品
つけ糸の選び方がわかったところで、おすすめ製品を見ていきましょう。
以下3つに分けて紹介します。
フロロカーボンラインのつけ糸オススメ
サンライン(SUNLINE) ツケ糸フロロ
高強力な鮎用つけ糸です。
視認性の高いブラウンカラーを採用しています。
- 号数:0.2・0.25・0.3・0.35・0.4・0.5・0.6・0.8
- カラー:ブラウン
バリバス(VARIVAS) VARIVAS鮎 ツケ糸 30m フロロカーボン
安定した耐久性と耐摩耗性を備えたつけ糸。
しなやかで扱いやすいのが特徴です。
- 号数:0.3・0.4・0.5・0.6
- カラー:ナチュラル
廃盤在庫限り バリバス(VARIVAS) エクセラ鮎 ツケ糸 フロロ
スーパータフコーティング加工を施して、吸水劣化を抑制と高度な耐摩耗性能を実現したつけ糸です。
- 号数:0.3・0.4・0.5・0.6
- カラー:ナチュラル
フジノ(Fujino) ターボV フロロ鮎 つけ糸
ミクロの樹脂加工によって、チヂレ防止とすべりが格段にアップしたつけ糸です。
- 号数:0.25・0.3・0.4・0.5・0.6
- カラー:クリアー
シモツケ MJBハイパーツケ糸30m
根ズレに強いつけ糸です。
オモリ噛みにも強い耐摩耗性を備えています。
- 号数:0.25・0.3・0.4・0.5・0.6
ナイロンラインのつけ糸オススメ
廃盤在庫限り バリバス(VARIVAS) エクセラ鮎 ツケ糸 ナイロン
伸びのあるナイロンライン採用のつけ糸です。
しなやかさとクッション性を重視したい方に適しています。
- 号数:0.3・0.4・0.5・0.6
- カラー:ナチュラル
フジノ(Fujino) 鮎つけ糸 ナイロン
石ズレに強くパーマになりにくい、つけ糸です。
結節力もアップしており、メタルからナイロンまでさまざまな水中糸に対応します。
- 号数:0.2・0.25・0.3・0.4・0.5・0.6・0.8
- カラー:クリアー
つけ糸付きメタルジョインター
シマノ(SHIMANO) 付け糸付イージーメタルコネクター PJ-AP4V
80cmのつけ糸が付いているメタルジョインターです。
- つけ糸号数:0.25・0.3・0.4・0.6・0.8
- 入り数:4組
オーナーばり(OWNER) フロロつけ糸ジョインター
大鮎や尺鮎狙いにぴったりな号数もラインナップしている、つけ糸付メタルジョインターです。
- つけ糸号数:0.2・0.25・0.3・0.4・0.6・0.8・1・1.25
- 入り数:4組
オーナー(OWNER) つけ糸オモリガード付
オモリ装着用のオモリガード編みこみを備えた、つけ糸付メタルジョインターです。
- つけ糸号数:0.3・0.4・0.6・0.8・1
- 入り数:4組
カツイチ(KATSUICHI) メタルジョイントⅡフロロ 上糸
根ズレに強いフロロラインつけ糸付の編みつけジョイントです。
- つけ糸号数:0.3・0.4・0.6
- 入り数:4組
つけ糸のよくある質問Q&A
水中糸がフロロカーボンやナイロンラインでもつけ糸は必要?
樹脂ラインの号数によりますが、フロロカーボンラインやナイロンラインを水中糸に使う際につけ糸を使わない方はいます。
ただし、0.15号や0.175号など細い樹脂ラインの水中糸を使うなら、0.3~0.4号ほどのつけ糸で根ズレによるラインブレインを防いだほうがよいでしょう。
また、仮に水中糸とつけ糸の号数が同じでも、つけ糸を接続したほうが石ズレで傷ついた部分だけを交換できるメリットがあります。
どのくらいで交換したほうがいい?
つけ糸が石に擦れると、白っぽくなります。
そのまま使用しているといずれ切れるので、早めに交換しましょう。
また、撚れて縮れるとやはり切れてしまうため、交換してください。
つけ糸の接続方法は?
つけ糸の長さは、およそ20~60cmが目安です。
上つけ糸と下つけ糸でも適切な長さが異なり、下つけ糸は20~30cmとるのが一般的。
下つけ糸はオトリの泳ぎに影響するため、上つけ糸よりも長さが重視されます。
水中糸用のフロロカーボンラインやナイロンラインではダメなの?
いろいろな仕掛けを試してみよう
鮎釣りの仕掛けにおいて、重要な役割を果たす「つけ糸」。
とくに、下つけ糸はオトリに適切な負荷を与えて泳がせるのに必要です。
つけ糸と中ハリスを別々に接続するほか、ワンピース仕掛けを使用する方法もあります。
いろいろな仕掛けを試してみて、自分にぴったりなスタイルを模索してみてはいかがでしょうか?
当サイトでは、鮎釣りの仕掛けに関する記事を投稿しています。気になる記事があれば、ぜひ読んでみてください。
本記事の更新情報
2024年5月11日:読みやすく全体的に調整し、おすすめ製品を一部入れ替えました。