鮎釣り道具をメンテナンスして来シーズンに備えよう!アイテム別に解説
10月にもなると、シーズン終了が名残惜しくも納竿する方が多いのではないでしょうか?
今シーズン使った鮎釣り道具はしっかりメンテナンスして、来シーズンに備えておきたいものですね。
そこで今回は、鮎竿やタイツ、ウェアなどのメンテナンス方法をアイテム別に解説します。
とくに、鮎釣りをはじめたばかりの方は参考にしてみてください。
鮎竿のメンテナンス
しっかり洗って乾かす
鮎竿に細かいホコリやゴミ、砂が付着したままにしていると、伸縮させたときに傷をつけてしまいます。
ちょっとの傷が破損の原因になるため、しっかり水洗いして乾かしましょう。
撥水コーティング剤で吹き上げる
よく乾かして「ボナンザ」などの撥水コーティング剤で吹き上げましょう。
その際、超極細繊維をパイル状に織り込んだ高密度繊維を使用すると、拭き残しを防げるほか、傷をつけずに吹き上げできます。
撥水コーティング剤は、ジョイント部には塗らないよう注意してください。
スベリが良くなりすぎて、固着しやすくなる原因になります。
撥水コーティングを施しておけば、風が吹いたときの舞い上がった砂がつきにくいほか、雨が降った時にラインが竿にまとわりつくのを防げるためおすすめです。
ボナンザ(BONANZA) ボナンザスプレー 50ml
ロッド・クーラーボックスなど、釣具を表面保護する撥水コーティング剤です。
塗ってカラ拭きすれば強固な被膜でコーティングできるほか、スプレームースタイプで液だれしにくく使い勝手に優れています。
ダイワ(DAIWA) ロッドガードII-100
天然ワックス配合で、鮎竿のメンテナンスに最適なコーティング剤。
雨や波しぶきによる糸のベタつきも防止できるため、竿のお手入れの仕上げにおすすめです。
ムラなくコーティングできる「ミスト+ムースタイプ」で、使いやすくなっています。
スーパーポリッシングクロス (TT23)
超極細繊維で作られているクロス。
光沢塗装や透明プラスチックなど、繊細な表面を磨くために開発されているアイテムです。
まるで絹のようなやさしい感触で、磨きキズを最小限に抑えながら表面のふき取りが可能。
繊細な鮎竿のメンテナンスにおすすめです。
何回でも洗って再利用できるほか、洗うたびに柔らかさを増すのも特徴。
クロスの端は磨きキズ防止のためステッチが施してないため、適当な大きさに切り分けて使用できます。
鮎タイツのメンテナンス
やさしく洗う
鮎タイツやスリムウェーダーは水洗いします。
洗濯機や乾燥機の使用はクロロプレン生地を傷めるほか、型崩れする可能性があるため厳禁です。
大きなタライやバスタブで、もみ洗いしましょう。
熱いお湯も厳禁です。
生地を劣化させたり、接着剤が剥がれたりする可能性があります。
お湯を使いたい場合は、熱すぎないぬるま湯で洗いましょう。
ハンガーに吊るして干す
洗ったらしっかりと乾かします。
その際、早く乾かしたいからと直射日光に当てるのは厳禁です。
生地を劣化させるため、日陰で風通しのよい場所で干しましょう。
その際、ハンガーなどに吊るして乾かすのがおすすめです。
まず裏面を表にして乾いたら、ひっくり返して表面を乾かします。
吊るす際は、太いハンガーを使用するのもポイント。
細い針金のようなハンガーだと、生地を傷める可能性があります。
鮎タイツやスリムウェーダーを吊るして乾かしやすい、便利なアイテムが販売されているのでチェックしてみてください。
ファスナー部分は折り曲げないように吊るすことも重要です。
ファスナー部が曲がってしまうと、開け閉めしづらくなるため注意しなければなりません。
スムーズな開閉を維持するために、シリコン剤を塗っておくとよいでしょう。
完全に乾いたら暗所で保管します。
その際、他の衣類と一緒にするとゴムと繊維が反応して衣類が変色する可能性があるため気を付けましょう。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) ラクラクブーツハンガー
鮎タイツやスリムウェーダーを干す際に便利なアイテムです。
水平状態でウェーダーを逆さに干せるほか、縦にすればタビも一緒に干せます。
丈夫なステンレス製で耐久性も抜群です。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) ラクラクドライハンガー / M
タイツ、ウェーダー専用ハンガーです。
メインバー(上側)のフックにタイツのループを掛けて吊るすタイプ。
アシストバー(下側)をクロスさせれば口元が広がるため、乾燥させやすく便利です。
大きめサイズに対応するLも販売されています。
呉工業 5-56 無香性 ペンタイプ 8mlKURE E-1104-98A 1104
鮎タビや鮎タイツなどのチャックの潤滑・防錆・清浄・防湿で役立つアイテムです。
使い方はペン先で塗るだけと簡単。ゴムやプラスチックにも使用できます。
鮎タビはソールを張り替えておこう
鮎タビはしっかりと洗って乾燥させてから、暗所に保管しておきましょう。
その際、新聞紙などを丸めて入れておくと、型くずれを防げます。
また、フェルトソールは張り替えておくのがおすすめです。
釣行日数にもよりますが、擦り減っているとグリップが低下して滑りやすくなります。
ダイワの「べリピタロックシステム」やシマノの「ジオロックソールシステム」なら、自分で交換できますし、シーズン直前では在庫切れの可能性も否めません。
ダイワの現行モデルなら半額で張替えできるキャンペーンを期間限定で実施しているので、チェックしてみてください。
鮎ベスト・レインウェアのメンテナンス
鮎ベストやレインウェアなど、透湿防水素材を採用している衣類はしっかりと汚れを落として保管しましょう。
汗や体脂、ホコリなどが付着したウェアは撥水性が著しく低下してしまいます。
とくに、ゴアテックスなど透湿防水生地を採用したレインウエアは注意が必要です。
中性洗剤で手洗いして乾かしましょう。
ゴアテックスを使用している衣類なら、専用の洗剤も販売されているのでチェックしてみてください。
着用頻度や経年数によりますが、撥水性が劣化していたら水や油汚れをはじく透湿防水素材用撥水スプレーをかけておきましょう。
ダイワ(DAIWA) ウェアーガード3
撥油効果でレインウエア類(アウターウェア)を雨・雪・エサ・油汚れ等から守るアイテムです。
ゴアテックスなどの透湿防水素材の使用に適しています。
長期の使用で劣化した撥水素材の撥水性能を復活させることが可能です。
ニクワックス(NIKWAX) LOFTテックウォッシュ BE181
ゴアテックスなどの防水透湿性素材を使用したウェア類に使用する洗剤&撥水剤です。
手洗いだけできるウェアなら洗濯機でも使用でき、撥水力を復活させる効果が期待できます。
撥水性を取り戻したいテントやアウターの使用にもおすすめです。
クーラーボックスのメンテナンス
樹脂製のクーラーボックスは魚のニオイが染みつきやすいため、しっかりとメンテナンスしておきましょう。
クーラーボックスにニオイ移りしている場合は、中性洗剤とスポンジでしっかりと洗います。
しっかりと乾かしてから保管しないと、カビ臭くなる場合もあるため注意が必要です。
手軽にお手入れできる、クーラーボックス専用の洗浄剤もあるのでチェックしてみてください。
ゴールデンミーン(Golden Mean) GM クーラーBOX洗浄剤
クーラーボックス専用の洗浄剤です。
使用後のクーラーに錠剤を入れるだけで洗浄・除菌・消臭・ヌメリ取りが可能。
タブレット型洗浄剤で手軽に使えて、クーラーボックスを常に清潔な状態に保ちます。
メンテナンスして来年シーズンに備えておこう!
1シーズン使用した鮎釣り道具はしっかりとメンテナンスして、来シーズン気持ちよく使えるようにしておきましょう。
撥水コーティング剤やタイツを干しやすくするアイテムなどを利用すると、メンテナンスしやすくなりますよ。
来たるべくシーズンに向けて、紹介したメンテナンスアイテムを活用してみてくださいね。
本記事の更新情報
- 2024年9月7日:廃盤製品を削除し、全体的に文章を調整しました。