「鮎ベルト」は引き舟をつないだり、鮎ダモを腰に差したりする際に使う必需品です。
モデルによって劇的な違いはないものの、細かな点で異なる部分があるため、鮎釣りをはじめてみたい方は選び方を確認しておきましょう。
鮎ベルトに取り付ける便利グッズも紹介するので、チェックしてみてください。
鮎ベルトとは

鮎ベルトは引き舟をつなぐほか、鮎ダモを腰に差しておくためにも必要です。
さらに、ペットボトルホルダーや使用済みのハリを入れるマナーケース、オモリポーチを取り付けできるなど、快適な鮎釣りをサポートします。
各釣り具メーカーから販売されており、それぞれ細かい点で使い勝手が異なります。
派手さのある道具ではありませんが、新しい機能を搭載したモデルも登場しているのでチェックしておきましょう。
鮎ベルトは引き舟をつないだり、鮎ダモを差したりのほか、さまざまな便利グッズを取り付ける際にも必要なアイテム。
鮎ベルトの選び方4つのポイント
バックルのタイプで選ぶ

鮎ベルトはバックルで脱着し、「ワンタッチバックル」と「調節式バックル」の2タイプがあります。
ワンタッチバックルは簡単に脱着しやすく、装着するときはカチッと留めるだけ、外すときはボタンを押しながら引っ張れば簡単に外せるのが特徴です。
ただ、長さを調節する場合はやや面倒なので、フィット感はあらかじめ調節しておいたほうがよいでしょう。
調節式はベルトをバックルに通して固定する手間があるものの、好みの位置で固定しやすく、その都度の調節も簡単で便利です。
- ワンタッチバックルタイプ:脱着しやすい一方、フィット感の調節はやや面倒
- 調節式バックルタイプ:脱着にひと手間かかるものの、フィット感の調節は簡単
付属品で選ぶ

鮎ベルトにあらかじめ付属されているアイテムは、モデルによって異なります。
オモリポーチ・マナーケース・Dカン・鮎ダモサポーターなどを搭載したモデルや、背パッドとベルト、Dカンだけのシンプルなタイプも。
はじめて購入するなら、オモリポーチと使用済みのハリやゴミを入れるマナーケースを付属したモデルがおすすめです。
鮎ベルトをはじめて購入する際は、便利なアイテム付きのモデルがおすすめ。
便利な機能で選ぶ

特別に目立つ機能がない鮎ベルトですが、ダイワから2020年に発売された「D.D.Sダイヤル」を搭載したモデルは要注目です。
ダイヤルを回すだけで簡単に締め込めて、開放もスムーズなのが特徴。
簡単に微調節もできるため、昼食後に少し緩めたいときや厚みの異なるタイツやウェーダーを履き分けたりする際に便利です。
フィット感の調節しやすさを重視するなら、ダイヤルシステムを搭載した鮎ベルトがおすすめ。
メーカーで選ぶ

ベストやタイツなどに合わせてトータルコーディネートしたい場合は、同メーカーやシリーズで揃えるのがおすすめです。
同メーカーのペットボトルホルダーや鮎ダモ受けサポーターを装着すれば、デザイン的に統一感が出ます。
自分にとっての使い勝手を重視してバラバラのメーカーで組み合わせても、もちろん問題はありません。
同メーカーやシリーズに合わせて選択すれば、統一感のあるコーディネートを楽しめる。バラバラでも機能上は問題なし。
鮎ベルトのオススメ13選

ダイワ(DAIWA) 鮎ベルト DA-3020 SP
シーンに応じてフィット感を調節できる「D.D.Sダイヤル」搭載した鮎ベルト。
2020年シーズンに発売された、注目のモデルです。
引き舟の動きに合わせてスムーズに可動する「新形状スイングベルト」や「快適クッションフィット背当てパッド」を搭載しています。
ダイワ(DAIWA) 鮎ベルト DA-4006 SP マスターブラック
多機能で使い勝手のよさが魅力の鮎ベルトです。
マグネット開閉式ですぐにオモリを取り出せる「速攻オモリポーチ」が便利。
ちょっとしたゴミ等を入れられる「マナーケース」を標準装備しているほか、ダイワ最上位シリーズ「SPECIAL」ロゴ入りの「快適クッションフィット背当てパッド」を搭載しています。
ダイワ(DAIWA) 鮎ベルト DA-4105OS
ワンタッチフロントバックルを採用し、脱着が簡単な鮎ベルト。
スムーズに可動するスイングベルトやワンタッチマグネット開閉式の速攻オモリポーチ、快適クッションフィット背当てパッドを搭載しています。
小物を取り付けられるDリングを3個付属しているのも便利です。
ダイワ(DAIWA) 鮎ベルト DA-4001MO
マナーケースとオモリポーチを搭載した鮎ベルトです。
ワンタッチフロントバックルで脱着しやすくなっています。
Dリングを2個、ナスカンフック1個付きです。
シマノ(SHIMANO) 鮎ベルト リミテッドプロ AC-002S
腰をサポートする山型状の背パッドを搭載した鮎ベルトです。
フィット感と実釣時の使いやすさを徹底追求しています。
左右への移動がスムーズで耐久性に優れた引き舟ホルダーを搭載。
腰回り130cmまで対応可能です。
シマノ(SHIMANO) スタンダードベルト AC-003T
引き舟ホルダーとエンドロープホルダーのみを搭載したシンプルな鮎ベルト。
自分好みにカスタマイズしたい方におすすめのモデルです。
腰をサポートする山型形状の背パッドは、厚み違いの芯材を採用して優れたフィット感と動きやすさを実現しています。
シモツケ(SHIMOTSUKE) 鮎サポートベルトIII SMB-370DG
引き舟ホルダー部をステンレス一体成型ボードでベルトループに縫いつけている鮎ベルトです。
腰パッド部にはPVC素材を加えることで剛性が向上しサポート力がアップしているほか、中心部にDカンを配置してスムーズな移動を実現しています。
がまかつ(Gamaktsu) 鮎ベルト 幅広 ノーマルタイプ GM-1880
フロントバックルを採用した鮎ベルト。
ベルト幅37mmの太ベルトで、安定感とフィット感が向上しています。
本体にオモリポーチ、Dカン2個、ナスカン1個が付属。
背パッドはエラストマー樹脂製で、タモの抜き差しも簡単です。
オーナー(OWNER) 鮎ベルト トップ II No.9926
50mm幅ベルトと大型成形背パッドを搭載した鮎ベルト。
腰への負担を軽減できる、おすすめモデルです。
引き舟固定具はステンレス製で強度に優れているほか、オモリポーチとDカンを付属しています。
バリバス(VARIVAS) 鮎ベルト VAAC-30
フィット感を調整しやすい、調節機能付きバックルを採用した鮎ベルト。
スムーズにタモを抜き差しできる鮎タモサポーターが付属しています。
レッド、ホワイト、ゴールドの3カラーから選択でき、トータルコーディネートも可能です。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) スライダー鮎ベルト FBⅡ
好みの位置で固定できる、フリーバックル仕様の鮎ベルトです。
腰パット内の角カンを調整することにより、バックルの位置をサイドとフロントで変更できます。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) スタンダード鮎ベルト OB
縦型の「ワイドホルダーYD」が2個付属した鮎ベルト。
シンプルなタイプで、好みに合わせてカスタマイズしたい場合にもおすすめのモデルです。
サンライン(SUNLINE) 鮎ベルト SUA-30
体型にフィットしやすいフリーベルトを採用した鮎ベルト。
大型の引き舟ホルダーとオモリストッカーが付属しています。
鮎ベルトに装着する便利グッズ

マナーケース
マナーケースとは、おもに使用済のハリやゴミを入れるアイテムです。
単純な構造ですが、2室で分別収納できるタイプもあるのでチェックしてみてください。
ダイワ(DAIWA) マナーケース MC-90R 735612
ワンタッチで開け閉めできる、携帯用ダストケースです。
シマノ(SHIMANO) フィッシング・マナーケース ブラック CS-052K
ベルト等から外れにくいフック構造を採用したマナーケース。
独立した2気室収納スペースで、吸殻と糸クズ、ハリなどを分別収納できる便利なモデルです。
収納スペースに入れやすい、前方スライド回転方式を採用しています。
シモツケ(SHIMOTSUKE) ポイステイヤII
シモツケとオーナーがコラボしたマナーケース。
ベルトに取り付けたままゴミを捨てられる、本体脱着式になっています。
小さな針や吸い殻などはスライド口から投入できるほか、大きいゴミは本体口からも投入できるため便利です。
オーナー(OWNER) ダストボックス2
ベルトに取り付けたままゴミを簡単に捨てられる、本体奪着式のマナーケースです。
大容量タイプで、たっぷりとゴミを捨てられます。
鮎ダモサポーター
クロロプレーン生地で滑りやすくして、鮎ダモを差しやすくするアイテム。
標準装備しているモデルもあります。
必需品ではないものの、鮎ダモの抜き差しにストレスを感じている場合におすすめです。
がまかつ(Gamakatsu) 鮎タモスルー ブラック GM2449
クッション性に優れたクロロプレーン製の鮎ダモサポーターです。
バリバス(VARIVAS) 鮎タモサポーター VAAC-31
4mm厚のクロロプレン採用した鮎ダモサポーター。
カラーはレッド、ホワイト、ゴールドの3色展開で、トータルコーディネートしやすくなっています。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) 鮎タモスムーザー
ベルト上方向に伸びた「スキマガイド」により、タモをスムーズに誘導できる鮎ダモサポーターで、腰パッドと連結固定が可能です。
オモリポーチ
オモリの収納に便利なアイテム。
多くの鮎ベルトに標準装備されていますが、使い勝手が気になる場合は交換してみるとよいでしょう。
シマノ(SHIMANO) オモリポーチ AC-012T
マグネット搭載により、ワンタッチ開閉を可能にしたオモリポーチ。
サイドはオモリが落ちにくいマチ付で、側面には強度を確保するPPベルト素材を使用しています。
ダイワ(DAIWA) タックルバッグ 速攻オモリポーチ DA-4606
素早く中身を取り出せる、マグネット開閉式のオモリポーチです。
親指一つのワンアクションで開け閉めできる便利なモデルで、内部に水がたまらないメッシュ仕様になっています。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) 2WAYオモリポーチ
前室にセミハードタイプのダストケースが付いたオモリポーチ。
ダストケースとオモリポーチの2機能タイプで、ベルト周りをスッキリさせたい場合におすすめです。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) スマートオモリストッカーAJ
同社のゴム張りオモリ、カラーシンカーラウンドタイプ専用のオモリケース。
号数別に収納できるため、欲しい号数のオモリを一発で取り出せて便利です。
オモリサイズは0.5〜3号まで対応します。
ペットボトルホルダー
鮎ベルトにペットボトルホルダーが付属しているモデルはありません。
暑い中で楽しむ鮎釣りでは必需品なので、持っていない場合は購入しておきましょう。
シマノ(SHIMANO) ペットボトルホルダー ブラックウィードカモ BP-065S
縦横自在に取り付けできるペットボトルホルダーです。
表地裏側に防水加工を施しています。
シマノ(SHIMANO) ペットボトルホルダー500 PC-011F
ペットボトルの出し入れが簡単なペットボトルホルダー。
断熱性を考慮したフォームと内部アルミシートを採用しています。
川への立ち込み時も安心な、脱落防止カバーが付いているのもおすすめポイントです。
ダイワ(DAIWA) ボトルホルダー (D)
汚れが付きにくい表面素材を採用したペットボトルホルダーです。
内側にはアルミシートを採用し、クッション材を封入しています。
水の溜まりにくい水抜き穴付きで、約600mlサイズのボトルまで対応可能です。
ダイワ(DAIWA) UTドリンクH DA-4403
ダストボックス兼用のユーティリティドリンクホルダーです。
シモツケ(SHIMOTSUKE) MJB ペットボトルホルダー
片手で出し入れできるペットボトルホルダー。
ストレッチ性のあるベルクロカバーを搭載しており、ボトル形状によるぐらつきを軽減しています。
内部はアルミシート仕様で、遮熱性に優れているのも特徴です。
バリバス(VARIVAS) ボトルホルダー VAAC-35
クロロプレンと面ファスナー仕様で、出し入れが簡単なペットボトルホルダー。
内部に断熱性アルミシートを採用しており、600mlのボトルを収納可能です。
水抜き穴付で、水がたまりにくい構造になっています。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) ボトルホルダーα
500mlサイズのペットボトルホルダーです。
別売りの根掛かり外しを収納できるポケットを備えています。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) ボトルホルダーFLEX
350mlペットボトル専用のホルダーです。
軽量コンパクトタイプで、トーナメントでの使用におすすめ。
バンドの長さを調整すれば、最大500mlサイズまで対応可能です。
Dカン
Dカンは引き舟をつなぐための必需品であり、通常は標準装備しています。
ただ、使い勝手を追求した便利なアイテムも販売されており、好みのタイプに交換するのもおすすめです。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) ワイドホルダーLD
片手で引き舟を脱着しやすい、ワイドタイプのDカンです。
40mm幅のベルトに対応しています。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) ワイドホルダーXD
横型ワイドタイプのDカンで、ベルト幅40mm専用タイプです。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) 引舟ロープアジャスター
引き舟を身体に寄せた位置で固定できるDカンです。
立ち込み時に便利なほか、片手ではつかめないような大鮎を引き舟に入れる際にも活躍します。
鮎ベルトは使いやすくカスタマイズするのもオススメ
鮎ベルトを選ぶ際はバックルのタイプと付属品の種類に注目。便利グッズを組み合わせて、自分好みにカスタマイズするのもおすすめ。
鮎ダモを腰に差したり、引き舟を接続したりするのに欠かせない鮎ベルト。
必要最低限で使用できればよいという人がいる一方、気に入ったパーツを組み合わせてカスタマイズする方もいます。
初心者の場合はバックルのタイプや付属品をチェックして、自分にとって使いやすそうなモデルを選んでみてください。