鮎の塩焼きのきれいな食べ方動画。グリルで上手に焼く方法も解説!
鮎の塩焼きを食べる際、どうやって食べていますか?
頭から骨ごと食べる方もいますが、たいがいは骨を取って食べていると思います。
実は、鮎の骨や内臓をきれいに抜いて丸ごと食べる方法があります。
動画と画像で詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 鮎の塩焼きのきれいな食べ方を動画と画像で紹介
- 鮎の塩焼きを家庭のグリルで上手に焼く方法
- 鮎の塩焼きに関するQ&A
とくに、小さい子供に鮎をパクパク食べて欲しい方必見ですよ。
鮎の塩焼きのきれいな食べ方
鮎の食べ方の定番といえば、なんといっても塩焼きですね。
串に刺して炭火焼きする本格的な塩焼きでなくても、自宅のグリルでも手軽に焼けます。
せっかく釣った鮎ですから、きれいに食べましょう。
今回は、鮎の塩焼きで骨と内臓を一気にスルッと取り除いて、見た目にもきれいに食べる方法を解説します。
鮎の身から骨をはがす 尾びれを切る 頭部を一周するように切れ込みを入れる 頭から骨と内臓を引き抜く
まず、鮎の身から骨をはがします。
鮎の側面をまんべんなく箸で押していきます。
次に、背中側からもまんべんなく押していきます。
背びれを食べたくなければ、この段階で取り除いても大丈夫です。
尾びれとねじり取ってから頭に切り込み入れますが、画像だとわかりづらいので下の動画でご覧ください。
頭部に切り込みを入れる際、骨を切らないように注意しましょう。
頭部をぐるっと一周するように少しちぎって切り目を入れると、うまくいきますよ。
そして、頭を持って引き抜けば、スルスルと骨と内臓もきれいに取り除けます。
完成です。
このまま身だけを丸ごと食べましょう。
腹びれなどが気になる場合は、取り除いてくださいね。
では、動画もどうぞ。
内臓をきれいに取り除けるのがポイント
今回ご紹介した鮎の塩焼きの食べ方は、中骨はもちろん内臓も一緒に取り除けるところがポイントです。
鮎の内臓は食べられるものの苦みがあり、苦手な方もいるのではないでしょうか?
川によっては砂が多く、そんな川で釣った鮎の内臓を食べると砂でジャリジャリしています。
とくに、小さなお子さんに釣った鮎をたくさん食べてもらいたい場合、内臓を嫌がることが多いですよね。
今回の方法なら、内臓ごときれいに取り除けるので、お子さんもパクパク食べてくれることでしょう。
また、腹を開いて骨や内臓を取り出すのは、見た目にきれいではありません。
箸に内臓がべたつくように付きますし、ぜひこの方法できれいに内臓を取り除いて食べてみてください。
鮎を美味しく食べるには、なるべく新鮮な状態を保って保存することが大切です。以下の記事では、高品質な真空パック器を紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください。鮎の塩焼きをグリルで上手に焼く方法
家庭の魚焼きグリルでも、鮎の塩焼きをおいしく作れます。
流れを解説しておきましょう。
フンを絞り出す
養殖鮎はあまりフンが溜まっていませんが、釣った鮎の腸にはフンが入っています。
腹を押して絞り出すようして洗い流しましょう。
ぬめりを拭き取る
フンを絞り出したら、キッチンペーパーで軽くぬめりを拭き取っておきましょう。
ただ鮎の場合、あまり神経質になる必要はありません。
「塩もみしながらしっかりとぬめりを取りましょう」と説明している方もいますが、我が家ではほとんど何もせずとも、おいしく食べていますよ。
また、鮎のうろこはきめ細かく、食べるときも気にならないので取る必要はありません。
まれに「他の魚のように包丁を使って取りましょう」と、説明している場合もありますが無視してください。
塩を振る
鮎の塩焼きでは、見た目と焦げ付き防止を目的に「化粧塩」する場合があります。
化粧塩とは、背びれや尾びれなど各ひれに塩を厚めにかける方法です。
ただ、そもそもひれを取って食べるなら必要ありませんし、お客さんに出すなど見た目を気にする以外は必要ないでしょう。
通常はまんべんなく、塩を軽く振りかけるだけで十分です。
また、家庭のグリルで焼く場合、化粧塩してもひれはどうしても焦げますし。
塩を厚めに盛ってアルミホイルで巻いて焼くと少しは防げますが、絶対に焦げないわけではありません。
どうしてもひれを焦がしたくない、きれいに焼き上げたいなら、串に刺して炭火焼きしましょう。
手軽に炭火焼きを楽しめる道具も販売されているので、チェックしてみてください。
中火程度で10~15分程度焼く
下ごしらえが済んだら、グリルを中火程度に設定して焼き上げましょう。
鮎の状態やグリルの仕様によって異なりますが、10~15分程度で焼き上がります。
鮎から流れ出る、水分や脂の音がやんだタイミングを目安にするのもよいでしょう。
焼き上がったら今回ご紹介した方法で食べて欲しいですが、焼きたてはとても熱いので注意してくださいね。
鮎の塩焼きの食べ方 Q&A
Q:内臓を取り除かない方法はある?
今回は頭から引き抜いて骨と内臓を取り除く方法を説明したが、尾びれから引き抜くと内臓を残して中骨だけ取り除けます。 最初に頭を切り取ってから尾びれをネジリ取れば、内臓を残したままうまく引き抜けるのでお試しください。
Q: 冷凍鮎でもうまく骨と内臓を引き抜ける?
冷凍鮎だとうまく身がはがれないと説明している場合がありますが、私個人は感じたことがありません。 もし本当にはがれにくいとすれば、焼き時間が足りないのかもしれないですね。
Q:冷凍でもおいしく焼くコツはある?
もちろん、鮎の塩焼きは冷凍でもおいしく食べられます。 ただし、完全に解凍してしまうと上手に焼けないので注意してください。 完全に解凍した鮎を焼くと、べちゃっとした焼き上がりでおいしく食べられません。 半解凍気味の固い状態で焼くのがオススメです。 我が家では、下ごしらえする30分~1時間前くらいから台所で自然解凍していますよ。
冷凍した鮎と冷凍していない鮎、どちらがおいしい?
もちろん、その日に釣れた鮎のほうがおいしいと私は感じます。 ただ、釣った鮎の保存状態が大事です。 保冷力に優れたクーラーボックスにたくさんの氷と一緒に持ち帰り、すぐに塩焼きすればとてもおいしく食べられます。 あまり冷やさずに身がやわらかくなった鮎を焼くと、冷凍鮎と同様べちゃっとした仕上がりになりがちです。 ちなみに、一度、釣った鮎をすぐに河原で炭火焼きしたことがありますが、かつてないほどおいしく感じました。 そんな贅沢ができるのも鮎釣り師の特権ですね。
鮎の卵は食べられるの?
はい、食べられます。 地域によって異なりますが、おおよそ9月に入ると抱卵する雌が増えてきます。 塩焼きにすると、こんな感じに入っていますよ。
鮎の塩焼きをきれいにおいしく食べよう!
今回ご紹介した鮎の塩焼きのきれいな食べ方ですが、私が幼少期に父から教わりました。
ですので、我が家秘伝の方法かと長らく思っていましたが、ネットで調べると案外知られているみたいですね(笑)。
この方法で骨や内臓、ヒレを取り除けば、子供やお年寄りでも安心を鮎の塩焼きを食べられます。
もし、ご存じなかったのなら、ぜひ一度試してみてください。