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あなたにも命の危険が!鮎釣りで水難事故から身を守る9つの対策

KOU
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鮎釣りでは毎年水難事故が発生しています。

流れの急な深い場所、滑りやすい場所で立ちこむ際には十分注意しなければなりません。

一見穏やかに見える緩い流れでも水中の流れは思ったより複雑で、一度引き込まれたら脱出が困難な場合も。

そこで今回は、鮎釣りにおいての水難事故対策について解説します。
川での危険性を知って、安全に鮎釣りを楽しみましょう。

毎年多くの釣り人が水難事故に遭っている

公益財団法人 河川財団のホームページでは、「全国の水難事故マップ2003-2018」を公表しています。

全国の河川で水難事故が発生した地点、事故内容が見れるようになっており、多くの水難事故が発生しているのがわかります。

ただ、水難事故数はこんな程度の件数ではなく、実際にはもっと発生しているはずです。

公益財団法人 河川財団のHPを見れば、知っている水難事故で載っていない件があるのではないでしょう。

新聞に載った、ニュースで放送されたなどは、ごく一部だと考えてよいと思います。

水難事故に遭う約6割は60歳以上

水難事故に遭う人の約6割が60歳以上の方とのこと。

加齢による筋力や体力の低下によって、流されたときに「立ち上げれない」「泳げない」とうのは容易に想像のつくところです。

20代をピークに筋肉は毎年1%ずつ減少していくといわれます。

いつまでも若い気持ちであっても、いざという場面で体が思う通りに動かない可能性があるのを認識しておきましょう。

流された原因が滑ったからとは限らない

鮎釣りを熟知したベテランや川をよく知っている地元の名手が流されて、お亡くなりになるケースを聞くことがあります。

実際に転んで流されたばかりではなく、立ちこんでいる最中に「心筋梗塞」や「脳卒中」を発症して溺れてしまうケースもあるのではないでしょうか。

また、熱中症で意識を失ってしまうこともあるかもしれません。

あるいは、突然心筋梗塞を発症すると立ってられませんし、そのまま意識を失うこともあるでしょう。脳梗塞も同様です。

立ちこんでいるときに発症したら岸に戻るのはほぼ無理なため、そのまま倒れて流されてしまうでしょう。

とくに、ご高齢の方や高血圧や生活習慣病を指摘されているならば、無理は禁物なのです。

水難事故対策 9つの方法

鮎釣り師に「立ちこむな」というのは無理な話であり、釣り人一人ひとりが万一の対処方法を知って備えておくことが重要です。

水難事故にあわないための対策を確認しておきましょう。

流されたら竿は捨てる

もっとも大切なこととして、よくいわれるのが「流されたら即竿は捨てろ」です。

竿を持ったままでは、流された状態から体勢を整えるのが難しくなります。

いくら高価な鮎竿であっても、命には代えられません。
流されたら竿は捨てましょう。

頭を守る

万一流された場合、可能であれば頭は水面から出して、安全な場所までそのまま流されましょう。

慌てることで水を大量に飲んでしまったり、石に頭をぶつけて意識を失ったりする恐れがあります。

危険な場所に立ち込まない

そもそも「ここで転んだらヤバいだろうな」という場所に立ち込むのはやめておきましょう。

とくに、岩盤でツルツル滑るポイントではとても危険です。

万が一転んでも最悪のケースは回避できるような、下流に浅い緩やかな流れの確認できる場所で立ち込みましょう。

装備に注意する

急流で腰以上の深さのポイントに立ち込むのであれば、なるべく水の抵抗になるモノを外しましょう。

激流ではペットボトルホルダーも水の抵抗になるため、なるべくなら外したほうが安全です。

また、鮎タビは重めのタイプが流れの中で安定します。

深い場所、流れの強い場所では、シューズタイプのひもが付いているタイプはやめておいたほうが無難です。

水中の障害物などにひもが引っ掛かった場合にとても危険。

とくに、鮭釣り用のごつい仕掛けなどに引っ掛かる恐れもあり注意が必要です。

滑り防止にオススメの鮎タビ!シマノ(SHIMANO) リミテッドプロ 羊毛フェルト鮎タビ(中割) FT-015U

滑りにくい羊毛フェルトを採用した鮎タビです。

保温性・保護性に優れた7.0mm厚クロロプレンを採用した重めのタイプで、流れの強い場所での踏ん張りに適しています。

ウェットジャケットを着用する

厚手のウェットジャケットには浮力があります。

立ちこみによる体の冷えも防げるため、立ちこむ際のウェットスーツ着用は水難対策にも有効です。

ダイワ(DAIWA) クロロプレンジャケット CJ-1301

本体に3.0mm・腕2.0mm・脇1.5mm厚のクロロプレンを採用したウェットジャケットです。

救命器具を身に着ける

近年の事故多発を受けて、メーカーによっては鮎釣り用の救命器具を発売しています。

鮎釣りで水に立ち込むため、水を感知して自動で膨らむタイプは適していません。

ダイワ(DAIWA) ショートライフジャケット (ネックタイプ手動膨脹式) DF-2520

任意に引き手を引いた時にのみ、気室が膨脹するタイプの手動膨脹式小型ライフジャケット。

簡単に着用ができるバックル仕様になっています。

ダイワ(DAIWA) 釣り ヘッドプロテクター ブラック L/XL DA-7507

転倒や流されたときに石から頭を守ります。

無理に根掛かりを外しにいかない

危険を感じるようなポイントで根掛かりしたら、無理は禁物です。

あきらめて仕掛けを切ってしまいましょう。

太い仕掛けを使用すれば、ハリが折れて回収できる場合もありますし、「根掛かり外し」もポイントによっては役立ちます。

タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) ポケット根掛り外し

軽量コンパクトなアンテナ式根掛かり外しです。
最大で104cmまで伸びます。

ダイワ(DAIWA) 鮎根がかりはずし AN-1050F

オトリが見える時にダイレクトにハリスを狙える、フック式の根掛かり外しです。

ベストのポケットに収納しやすい、スリム形状を採用しています。

アルコールを飲んで川に入らない

アルコールを飲んで川に入るのは控えましょう。
足元がおぼつかず適切な判断もできなくなるため、大変危険です。

プロの真似はしない

大会やDVD、雑誌でメーカーテスターなどのエキスパートが、首まで浸かって川を切ったり激流に立ちこんだりするのを見たことがあるかもしれません。

そんな映像や写真に触発されて、真似をするのはやめておきましょう。

彼らは体幹が強いことにくわえて、数々の経験を積んだプロです。

おいそれと真似できるものではないと、認識しておくほうが賢明でしょう。

安全に鮎釣りを楽しみましょう

楽しすぎる鮎釣りとはいえ、所詮、道楽のひとつです。

大事な命を懸けてまで、危険なポイントや激流に立ち込む必要はありません。

自宅に無事戻り、家族の顔を見るまでが鮎釣りであることを肝に銘じて、しっかりと安全を確認したうえで鮎釣りを楽しみましょう。

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