ハイテク素材を採用しているなど、機能性に優れている「鮎シャツ」。
真夏の鮎釣りを快適に楽しめるように設計されています。
ただ、各メーカーから多くのモデルが販売されており、どれを選んだよいのか迷ってしまうことも。
そこで今回は、鮎シャツの選び方を解説します。
あわせて、オススメの鮎シャツとアンダーシャツもご紹介しますので、せひ参考にしてみてください。
「鮎シャツ」の選び方6つのポイント
一般的に「鮎シャツは高価」というイメージがあるかもしれません。
高い理由は機能性に優れた素材にあり、お値段の高い分だけ快適に鮎釣りを楽しめる機能が充実しています。
選ぶ際のポイントは、下記の6つです。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
生地の素材をチェック
鮎シャツは濡れるのを前提に設計されており、吸水速乾性や遮熱性に優れています。
また、気化熱による冷却効果で体温上昇を抑えられる特殊な素材を採用しているのも特徴です。
各メーカーのハイグレードモデルほど高機能なハイテク素材で快適性を追求しています。
ただし、高機能な鮎シャツは快適性に優れているものの、価格も高くなります。
価格や機能、デザインなど総合的に判断して選びましょう。
とくに、脇部にメッシュを採用しているモデルは通気性を確保しやすく、より快適に鮎釣りを楽しめますよ。
では、各メーカーで採用されている、おもなハイテク素材の特徴を紹介します。
ICE DRY(アイスドライ)
ダイワが最上位シリーズ「スペシャル」の鮎シャツに採用しているハイテク素材です。
クールダウン素材の採用により、効果的に紫外線をカットします。
汗をすばやく吸収・拡散・乾燥させる「スエットコントロール機能」によって、衣類内のムレを軽減するのが特徴です。
WICKTEX(ウィックテックス)−°C
シマノが採用しているハイテク素材です。
優れた吸水速乾性と気化熱の冷却効果により、ひんやりとした肌触りとドライな着心地を実現しています。
SHADAN(シャダン)
がまかつやバリバスが採用しているハイテク素材です。
太陽光線に含まれる赤外線を反射して紫外線をカットするフィラメント「イレイド」を使用しています。
衣類内の温度上昇を抑えると同時に、UVカット機能で冷却効果を高めているのが特徴です。
COOLMAX(クールマックス)
バリバスが採用しているハイテク素材です。
1本の繊維に4つの溝をもつ特殊な素材で、水分を排出して外部から空気を取り入れることで発生させる気化熱によって冷却効果を発揮します。
生地内に水分をため込まない構造により、常にサラッとしたドライな着心地で快適に過ごせる素材です。
カラーで選ぶ
鮎シャツのカラーはおもに、黒系・赤系・白系をベースにデザインされています。
好みや全体的なコーディネートを考慮して選べば問題ありません。
ただ、「黒は太陽光を吸収する」「白は汚れや変色が目立つ」などの特性もあり、機能性を考えて選ぶのも方法のひとつです。
また、アブやスズメバチは黒に寄ってくるとされており、気になる場合は白系を選んでみてください。
メーカーやシリーズで選ぶ
トータルコーディネートを重視したい場合は、ベストやタイツなどと同メーカーの鮎シャツを選びましょう。
たとえば、ダイワの「スペシャル」シリーズや、シマノの「リミテッドプロ」など同シリーズと合わせると、違和感のないスタイルを楽しめます。
下記の記事では、鮎シャツと同じメーカーでコーディネートしやすい、鮎ベストについて取り上げています。
長袖か半袖かで選ぶ
鮎シャツは、長袖と半袖が販売されています。
鮎釣りは真夏の強い紫外線にさらされるため、長袖が主流です。
腕の日焼けが気にならない方や、少しでも通気性を確保したいなら、半袖もチェックしてみましょう。
また、通気性を確保しながら日焼けを防止したい場合は、半袖を着てアームカバーを着用するのもオススメです。
仕様で選ぶ
鮎シャツの仕様には、頭から被って着る「プルオーバー」や真ん中全面にジッパーを配置した「フルジップ」、胸部あたりまでジップを搭載した「ハーフジップ」などがあります。
フルジップタイプはジッパーで完全に開く仕様で、濡れてべたつくときに脱ぎ着しやすいほか、大きく開放できて通気具合を調節したいときに便利です。
ポケットの有無もモデルに異なります。
スマホやたばこを入れるなど、ポケットがあったほうが使いやすい場合にはチェックしておきましょう。
また近年、フードを備えた鮎シャツも登場しています。
突然の雨に対応しやすいほか、日除けしたい場合に便利です。
日除けアイテムについては、下記の記事で取り上げているので参考にしてみてください。
価格をチェック
鮎シャツは高機能な素材を採用したハイグレードモデルほど高額です。
予算と機能性のバランスを考慮して選びましょう。
なかには、高品質ながら低価格なモデルも販売されています。
メーカーやシリーズにこだわりがなければ、エクセルやタックルインジャパンなど、リーズナブルな製品を展開しているメーカーの鮎シャツも要チェック。
ダイワ・シマノ・がまかつといった大手メーカーのハイグレードモデルと比較して、半分以下の金額で購入できるリーズナブルなモデルも販売されています。
激安な鮎アイテムを販売しているエクセルの製品については、下記の記事で詳しく取り上げています。
「鮎シャツ」のオススメモデル
では、オススメの鮎シャツを長袖と半袖に分けてご紹介します。
夏場の鮎釣りを快適に楽しめる1着を探してみてください。
長袖タイプ
シマノ(SHIMANO) リミテッドプロ フルジップ シャツ SH-107V
同社のリミテッドプロシリーズとのコーディネートにぴったりなフルジップタイプの鮎シャツです。
吸水・速乾性に優れた生地を採用しており、夏場でも快適に過ごせます。
シマノ(SHIMANO) プリントフルジップシャツ SH-006V
スポーティなプリントを施したデザインが印象的な鮎シャツです。
着脱しやすいフルジップを採用しています。
ダイワ(DAIWA) スペシャル アイスドライ ロングスリーブシャツ DE-7022
吸放湿性と吸水速乾性に優れた特殊繊維を使用している鮎シャツです。
不快な汗残りやベタツキを軽減でき、過ごしやすさをサポートします。
脇部分には通気性のよいいメッシュ素材を配置し、盛夏の鮎釣りでも快適。
手首へのフィット感を向上させているのもオススメポイントです。
ダイワ(DAIWA) ロングスリーブ ドライシャツ DE-7522
吸水速乾性とUVカット機能により、快適に過ごしやすい鮎シャツです。
発汗時にウエアが肌に密着しくく、ドライな感覚をキープします。
首周りの日焼けを軽減するハイネック仕様な点もオススメポイント。
濡れたままでも脱ぎ着しやすいフルジップオープンタイプです。
ダイワ(DAIWA) スペシャル フルジップドライシャツ DE-7222
脇部分に通気性の優れたメッシュ素材を配置した鮎シャツです。
吸水機能は損なわず、汗によるべとつきを抑えます。
手首へのフィット感を向上させているのもオススメポイント。
ストレッチマチを袖先に備えており、快適な着心地を実現しています。
ダイワ(DAIWA) スペシャル ウィックセンサー フルジップ長袖メッシュシャツ DE-72020
ドライタッチな着心地が特徴の長袖メッシュ鮎シャツです。
遮熱性と気化熱クーリング効果を発揮する特殊繊維素材を採用しており、夏の鮎釣りを涼しく快適に楽しめます。
生地裏面は凹凸形状で、ベタツキを抑えながら肌面の清涼感をキープするのが特徴。
脱ぎ着がしやすいフルジップ仕様で、通気性を確保したいシーンにオススメです。
2023NEW がまかつ(Gamakatsu) コカゲマックス(R) ジップシャツ GM-3697
太陽光に含まれる熱線(近赤外線)を効率的に遮蔽する鮎シャツです。
衣服内の温度上昇を抑えるほか、優れたクーリング性も発揮します。
ラグランスリーブ採用で、釣りのあらゆる動きに対応できるのもオススメポイントです。
2023NEW がまかつ(Gamakatsu) 2WAY プリントジップシャツ GM-3698
吸汗・速乾に優れた鮎シャツです。
UVカット90%以上のニットベース生地を採用。
強い日差しや汗・水の付着、激しい動作を高次元に対応します。
がまかつ(Gamakatsu) 2WAYプリントジップシャツ GM-3540
盛夏の鮎釣りでも快適に着用できる、接触冷感性に優れた鮎シャツです。
洗濯ネットが付属しています。
2023NEW サンライン(SUNLINE) PRODRYシャツ SUW-04211CW
夏場に快適な吸水速乾生地を採用した、フィッシングシャツです。
小物の収納に便利なコンシールファスナーの胸ポケットを備えています。
バリバス(VARIVAS) ドライフルジップ VAZS-25
吸水速乾性に優れた素材を採用している鮎シャツです。
サラサラの肌触りで、快適な鮎釣りをサポートします。
脱着しやすいフルジップ仕様で、腕部をスリム化して水に浸けた時のダブつきを解消しているのもオススメポイントです。
バリバス(VARIVAS) ドライハーフジップ 長袖 VAZS-23
こちらはハーフジップ仕様の鮎シャツです。
胸部のロゴが大きい、VAZS-25よりもやや派手なデザインを採用しています。
オーナー(OWNER) グラフィックフルジップシャツ No.8939
着脱しやすいフルジップタイプの鮎シャツです。
濡れても脱ぎやすいほか、ストレッチ素材の採用でより脱ぎ着をサポートします。
安心の日本製な点もオススメポイント。
胸部に、ちょっとした小物の収納に便利なポケットが付いています。
シモツケ(SHIMOTSUKE) MJB スーパークールDRYシャツTG SMS-480TG
冷感機能を大幅に向上させたと謳っている鮎シャツです。
肌に張り付きにくい3Dエンボス加工を施した、超薄タイプの生地を採用しています。
シモツケ(SHIMOTSUKE) MJB メジャーブラッドクールDRYシャツ SMS-470MS
ストレッチ性に優れた鮎シャツです。
UVカットと冷感機能を盛り込んだ高機能素材を採用しています。
腕の上げ下ろしの突っ張り感を解消しているのが特徴です。
シモツケ(SHIMOTSUKE) NEBネオブラッドシャツWB SMS-460
派手さを抑えたデザインを採用している鮎シャツです。
汗をかいても肌にべた付かない「エアロクールUV生地」を採用しています。
エクセル(X’SELL) ドライジップアップシャツ FP-5091
吸湿・速乾・ストレッチ性を備えた鮎シャツ。
買い求めやすい低価格が魅力です。
タックルインジャパン(TACKLE in JAPAN) フルジップシャツ ロゴ No.193159
フルジップ仕様の鮎シャツです。
ポリエステル100%の素材で吸汗速乾性に優れており、快適に鮎釣りを楽しめます。
脇部メッシュや甲を隠せる指穴カットソーを採用しているなど、より機能性を高めている点に注目です。
半袖タイプ
2023NEW シマノ(SHIMANO) リミテッドプロ ハーフジップシャツ ショートスリーブ SH-125W
機動性と涼しさを重視した、ショートスリーブシャツです。
生地に練り込むタイプの接触冷感加工を施しているのが特徴。
肌触りの良い涼しさを実現しています。
吸水速乾・UVカット機能もあり、暑い日もドライで快適。
ファスナーのあたりが少なく着脱しやすい、ハーフジップ仕様になっています。
ダイワ(DAIWA) スペシャル アイスドライ ショートスリーブシャツ DE-7122
冷感性、速乾性、UVカット性能に優れた高機能鮎シャツです。
特殊繊維を使用しており、不快な汗残りやベタツキを軽減します。
脇部分には通気性の良いメッシュ素材を配置しているのもオススメポイント。
盛夏の鮎釣りでも、快適に着用できます。
バリバス(VARIVAS) ドライジップシャツ半袖 VAZS-22
優れた吸水速乾素材「シャダン」を採用した半袖鮎シャツです。
サラッとした肌触りと爽快感を保ちます。
赤外線反射やUVカット効果の高い素材の採用。
ウエア内部の温度上昇や日焼けを防止します。
サンライン(SUNLINE) PRODRYシャツ UW-04212CW
夏場に快適な吸水速乾生地を採用した鮎シャツです。
コンシールファスナー採用の胸ポケットを備えています。
馴染みのある店舗で購入したい、もっとも安いお店を探したいなどの場合には、ぜひ下記のリンクからもチェックしてみてください。
アンダーシャツもチェックしよう
出典:Amazon 一部加工
近年、鮎釣りに最適なアンダーシャツも多く販売されており、汗のベタツキが気になるときや、肌寒いときの重ね着用としても活躍します。
また、なるべく紫外線を防ぎたい場合や、半袖の鮎シャツの下に着用する際にもオススメです。
釣りの動きをサポートし、パフォーマンス向上を期待できるモデルもあるのでチェックしてみてください。
シマノ(SHIMANO) エキスパートインナーシャツ IN-081S
釣り人の動きと実釣を、科学の視点で徹底的に測定・分析したアンダーシャツです。
釣り人のパフォーマンス最大化を目指した「コアアクト」を採用。
ウエスト周りはゆとりのある設定になっています。
ダイワ(DAIWA) BUG BLOCKER アンダーシャツ DU-5122S
飛来する虫が生地に寄り付きにくい、「BUG BLOCKER®」採用のアンダーシャツです。
UVカット(UPF50+)機能や優れたストレッチ性など、着用しやすい機能が充実しています。
がまかつ(Gamakatsu) 2WAYストレッチアンダーシャツ GM3620
特殊裁断パターンを採用したアンダーシャツです。
筋肉の動きにウエアが連動し、あらゆる姿勢でも身体を動かしやすくなっています。
ストレッチ性の高い中厚生地採用で、筋肉のブレを軽減しながらハードな動きにも対応可能。
袖口にリフレクタープリントをあしらっており、Tシャツやポロシャツと組み合わせたときのワンポイントになります。
高機能な鮎シャツで快適に鮎釣りを楽しもう
夏場の快適な鮎釣りをサポートする鮎シャツ。
高機能な素材ほど高価格なものの、濡れても乾きやすくサラサラでべたつかないなど、最高な着心地で快適に鮎釣りを楽しめます。
メーカーやデザインにこだわらないなら、コスパに優れた鮎シャツも要チェックです。
オススメした製品と選び方を参考に、お気に入りの1着を見つけてみてくださいね。