近年、鮎の大型化が早くなっている気がしませんか?
梅雨明けすれば「大鮎の季節到来!」の川もあるでしょう。
そこで今回は、大鮎に対応できる鮎竿、ダイワの2020年新モデル『プロトギア MT』を紹介します。
ダイワの王道パワーロッド「メガトルク(MT)」調子の鮎竿であり、瀬釣りでの数釣りから激流や盛期~終盤の大鮎釣りまで対応する4モデルをラインナップ。
大鮎対応ロッドの購入を検討している方は参考にしてみてください。
ダイワ鮎竿『プロトギア MT』

『プロトギア MT』は、2018年に登場した「プロトギア」シリーズに新たに加わった鮎竿。
余計な装飾等を省いて低価格を実現した、コスパのよさが魅力のシリーズのモデルです。
ロッド本来のポテンシャルを最大限引き出す「アンサンドフィニッシュ」を採用し、ベーシックモデルならクラスを超越する性能と軽さは、「プロトギア」シリーズならでは。
瀬釣りや大鮎に対応するパワータイプ胴調子「MT」のモデルで、シーズン初期から終盤までオールラウンドに活躍する「早瀬抜」と、よりパワーに優れた「急瀬抜」がラインナップされています。
旧モデル「銀影MT」との違い
2020年の新モデル『プロトギア MT』は、2019年まで瀬釣り対応のベーシックシリーズとして現行モデルだった「銀影MT」が廃盤となり、その代わりとなる位置づけです。
両者を比較した場合、どんな点が異なるのでしょうか?
アンサンドフィニッシュを採用
Xトルク・V-JOINT・Vコブシなど搭載テクノロジーは同じで、両モデルともカーボンには「SVFナノプラス」を採用しています。
仕様もセーフティフックタイプメタカラマン・新感触グリップ・節落ち食いつき防止合わせ・固着防止リング・元竿口金処理など、同じです。
カタログ上の仕様として異なっている点が、『プロトギア MT』は「アンサンドフィニッシュ」を採用していること。
プロトギアの「A」や「METAL TUNE」にも採用されている仕様で、中節を無塗装として持ち重りや感度、操作性の低下を極限まで減らしたダイワ独自のテクノロジーです。
大鮎に対応すべくパワーと粘りを保ったまま、「銀影MT」よりも軽量化と竿ブレのなさを実現しています。
低価格ながら軽いパワーロッド
アンサンドフィニッシュの採用もあり、『プロトギア MT』は「銀影MT」と先径や元径、錘負荷、適合ライン号数など同スペックながら軽量化を実現しています。
ただ、ややメーカー希望価格は高くなりました。
プロトギアMT急瀬抜90 | 旧モデル銀影MT急瀬抜90-J | |
自重 | 252g | 268g |
先径 | 2.1mm | 2.1mm |
元径 | 24.8mm | 24.8mm |
錘負荷 | 0~10号 | 0~10号 |
メーカー価格 | 145,000円 | 135,000円 |
『プロトギア MT』ラインナップ
プロトギア MT 早瀬抜 90
浅めのザラ瀬や急瀬まで、幅広く対応できる瀬釣り用オールラウンダー。
瀬釣りロッドのセンターモデルとして、トーナメント派にもおすすめの1本です。
プロトギア MT 急瀬抜 85
尺鮎をも射程圏内におさめる大鮎対応鮎竿で、25cm級の数釣りにもおすすめのモデルです。
全長8.5mで操作性に優れており、強風時や中小河川でも活躍します。
プロトギア MT 急瀬抜 90
こちらは急瀬抜きの9.0mタイプ。
大河川での25cm級の数釣りに適しています。
プロトギア MT 急瀬抜 H90
シリーズ中、もっともハイパワーな大鮎対応鮎竿です。
大河川で一歩も下らずに返しぬきを決められる、強力なパワーを備えています。
品名 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞 (cm) | 自重(g) | 先径[替穂]/元径 (mm) | 錘負荷/替穂 (号) | 適合水中糸 メタルライン | 適合水中糸 ナイロン | メーカー希望 本体価格(円) |
早瀬抜 90 | 9.00 | 8 | 143 | 247 | 2.0/24.7 | 0~8 | 0.05~0.25 | 0.15~0.6 | 140,000 |
急瀬抜 85 | 8.50 | 8 | 143 | 232 | 2.1/24.5 | 0~10 | 0.06~0.3 | 0.175~0.8 | 140,000 |
急瀬抜 90 | 9.00 | 8 | 143 | 252 | 2.1/24.8 | 0~10 | 0.06~0.3 | 0.175~0.8 | 145,000 |
急瀬抜 H90 | 9.00 | 8 | 143 | 273 | 2.1/26.4 | 0~12 | 0.07~0.35 | 0.2~1.0 | 150,000 |
軽さと手頃な価格を両立したハイパワー鮎竿
中節を無塗装とした「アンサンドフィニッシュ」の採用により、パワーと軽さを両立しているダイワの2020年新モデル『プロトギア MT』。
10万円を少しオーバーする手頃な店頭価格でメインロッドとしはもちろん、大鮎釣り用のサブロッドとしてもおすすめです。
気になる方はチェックしてみてください。