編集部コラム

マナーの悪い釣り人に出会ったら?『アンガーマネジメント』で怒りを鎮めよう

釣り場でマナーの悪い釣り人に出会って、気分を害された経験が誰しもあるのではないでしょうか?

気分が悪くなって釣りが荒くなったり、帰宅したりなど、せっかくの休日が台無しになるのはもったいないですね。

そんなときは『アンガーマネジメント』の考え方やテクニックなどを使って、何事もなかったようにやり過ごすのが賢明です。

アンガーマネージメントとは、怒りをコントロールするトレーニング方法。
マナーを重んじない釣り人を気にせず釣りを満喫できるよう、怒りを感じたときの対処方法を知っておきましょう。

 

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、「怒りの感情と上手に付き合うための心理教育・心理トレーンング」です。

1970年代にアメリカで生まれ、とくに心理教育として普及しました。
近年、日本においても職場での人間関係トラブルの増加に伴い、社員研修やワークショップに導入する企業が増えているなど注目が高まっています。

ストレス社会といわれる今日、「キレる」という言葉が頻繁に使われており、実際にキレやすい人が増加していると言われていますね。

「キレる」こそ、自分の感情をコントロールできていない状態であり、自分自身はもちろん周囲の状況を客観的に見れていない状態です。

釣りでいえば、マナーの悪い釣り人に出会った際にキレて怒鳴るなどの行為は、自分の感情をコントロールできていない状態であり、せっかくの楽しい釣りを台無しにしてしまいます。

気分を害されたときこそ、アンガーマネージメントの考え方や対処法で怒りをおさめて、ストレスフリーで釣りを楽しみましょう。

鮎釣りでマナーの悪い行為とは?

とくに初心者の場合、鮎師がどんなときに気分が悪いのか、わからないこともあるでしょう。
マナーを知っておくことは自分が他人に迷惑をかけないうえで重要ですし、怒りを感じる場面の回避にもつながります。

たとえば、

  • 竿を出す際は竿1本以上の距離を空ける
  • 川幅の狭いポイントで対岸に入らない
  • 人が立ちこんでいる近くで川を切る際は一声かける
  • 釣り場にゴミを捨てない
  • オトリ缶や引き舟を置いた位置を自分の場所だと主張する(場所取り行為)

鮎釣りに限らずどんな釣りでも、自分が釣っているポイントのすぐ近くに入られるのを釣り人は嫌います。

とくに鮎釣りでは長い竿を使用するため、上下竿1本以上距離をとってポイントに入るのが最低限のマナーとされており、なるべくなら2本分以上とるのがおすすめです。

鮎の友釣りにはどんなマナーがある?初心者に覚えてもらいたい6つのマナーどんなジャンルの釣りにも特有のマナーがありますが、鮎の友釣りにももちろん存在します。とくに初心者においては、マナーがわからず釣り場で怒られることもあるかもしれません。そんな嫌な思いをしないよう、一度しっかりと鮎釣りならではのマナーを確認しておきましょう。...

アンガーマネジメント3つの観点で感情をコントロール

アンガーマネジメントでは「衝動・思考・行動」の3つの観点によって、怒りをコントロールします。
基本的な考え方を知っておきましょう。

衝動的な怒りをコントロールする

怒りを感じた際に衝動的に暴言を吐いたり、モノを壊したりしたことがあるかもしれません。
怒りは最初の「6秒間」がピークだと言われており、怒りを感じたときは最初が肝心です。

怒りを感じたら、深呼吸をする、思考停止するなどで感情を抑制できれば、衝動的な怒りによる行動を防げます。

思考をコントロールする

人は「こうあるべき」という自分の考え方が覆されたとき、裏切られたときに怒りを感じます。
したがって、自分が許せる許容範囲を広げられれば、怒りを感じる回数を減らせるわけです。

「これはどうしても許せない」という境界線は人それぞれですが、怒りを感じる境界線の位置を今より遠くに置くよう心がけてみましょう。

行動をコントロールする

怒りの感情自体は悪くなく、怒りを感じたときの行動が問題なわけです。
暴言を吐く、モノに当たる、周囲に八つ当たりするなどの行動によって「怒りが収まるのか?」を自問自答してみましょう。

暴言を吐いてスッキリするのであればよいですが、余計にイライラしてしまうのではないでしょうか?

怒る以外の解決方法を探すことが重要であり、怒りで解決できないのであれば、その怒りの原因に執着しないようにしましょう。

たとえば、穂先がぶつかり合うような川幅の狭いポイントで対岸に入られたら、「こいつがどくまで移動するもんか」などとむきにならず、自ら離れてしまえばよいわけです。

何に怒りを覚えるかは人によって異なるため、自分がどんなことで怒りを感じやすいかを把握しておくことも重要。

自分にコントロールできないトラブルが発生したら「しょうがないかな」と、割り切ることも大切になります。


釣り場で怒りを感じたときの3つの対処方法

では、具体的なアンガーマネージメントのテクニックを解説していきます。
よく知られている方法ですので、ご存知のない方は覚えて実践してみましょう。

6秒かけて深呼吸する

いわゆる「6秒ルール」と言われる、怒りを収める定番の対処法です。
怒りを感じたら3秒かけて息を吸い、3秒かけて吐きます。

前項で説明したように、怒りは最初の6秒間がピークです。
竿がぶつかるようなすぐ下に挨拶もなしに入られて「なんだこいつ」と思ったら、まずは深呼吸をして落ち着きましょう。

6秒間はなにも考えずに、頭のなかを空っぽにするのが「6秒ルール」のポイント。
怒りの原因を考えたり、解決方法を考えたりしないのが肝になります。

数を逆に数える

「6秒ルール」で怒りが収まらないようなら、怒りの対象から意識をそらすべく、数を数えます。

意識をそらすのが目的なので、数えにくい方法でおこなうのがコツです。
たとえば、100から3つずつ、100、97、94、91……と引き算してみましょう。

怒りとは関係のないことを考えることで、衝動的に暴言を吐いたり、威嚇したりする行動を抑制できます。

怒りの対象から離れる

釣り場でマナーの悪い釣り人に出会ったら、自ら離れるのが一番効果的かもしれません。
6秒かけて深呼吸したり、数字を数えてみたりして少し落ち着いたら、そのポイントから離れましょう。

怒りの対象が目に入ったままだと、一度収まった怒りが復活する可能性があります。
マナーの悪い釣り人を視界に入れたまま不快な気持ちで釣りを続けるのではなく、視界に入らないポイントに移動してしまいましょう。

移動することにより釣りに集中できますし、思わぬ爆釣に恵まれるかもしれませんよ。

怒るのがダメなわけではない

アンガーマネージメントについて簡単に解説しましたが、怒ること自体が悪いわけではありません。

あくまで「怒りをコントロール」する気持ちが重要です。
マナーの悪い釣り人に出会って怒りを感じたら「こいつよりたくさん釣ってやる」と、釣果を上げるモチベーションの向上に生かしましょう。

「悔しいから頑張ろう」「あんなやつに負けるもんか」という気持ちによって、アドレナリンが分泌されてパフォーマンスを発揮できるのです。

怒ると体のあらゆる機能が落ちて、通常の7~8倍ものダメージを受けるとされています。
とくに、大会で上位を目指すトーナメンターであれば、日ごろから怒りをコントロールする「マインドコントロール術」を身につけておいても、損はないのではないでしょうか?

アンガーマネジメントを活用して楽しい釣りと幸せな人生を

一説によると、人は怒りを上手にコントロールできると年収が約2倍になるほか、平均寿命が7年長くなるとも言われています。

仕事場や家庭などで日ごろから怒りをコントロールするように心がければ、よい影響をもたらすかもしれませんね。

今回は釣りの観点から解説しましたが、ぜひアンガーマネージメントの考え方やテクニックを活用して幸せな人生を送っていただければ幸いです。

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